taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

六年ぶりに武川岳を歩く(奥武蔵)を歩く10月1日

2017年10月02日 | 奥武蔵

   私達の日帰り山行は、年に数回歩くところ、毎年1回は歩くところ、思い出したように歩くところ、に三分類される。今回歩いた武川岳は最後の分類だろう。初回はtake17歳の10月で、この時は通算400回目山行だった。二回目がtake20歳の11月、そして6年振りにまたこの山域を歩くことにした。



 

   広く高気圧に覆われ好天の朝5時前に家を出て、飯能駅からバスで名郷バス停には7時50分の到着だ。身支度を整えて出発した。林道の続く妻坂峠への道を進んだ。少しずつ6年前の記憶が蘇ってくる感じだ。



 登山道に入り沢沿いの道からジグザグ道を登ると妻坂峠だ。峠の石仏も覚えがあった。ここでtakeお待ちかねのランチタイム、おにぎりにカップスープの定番弁当を食べた。この峠から稜線を東に進むと武川岳、西に進むと大持山・小持山へと続いている。大持山小持山はまだ歩いたことがなく、これから歩いてみたい山だ。


   弁当箱をしまって武川岳への登りにかかった。六年前の記憶では、なだらかな登りだったと思っていたら、いきなり急な登りだった。先頭を歩くtakeは必ずギアチェンジするので、後ろを歩く私はそれに合わせられるので苦労にはならない。やがて道はなだらかになり武川岳の頂上に着いた。周りに木々が多くあまり展望には恵まれない。takeが麦茶儀式をするのを待ってから、二子山へと向かった。 

   この尾根は9年前に武川岳に登った時の帰路コースだ。蔦岩山からの下りはけっこう急で足場も悪かった。takeは特別支援高等部3年ぐらいが一番歩くペースも早かった。その後、体重がやや増加し歩くペースも少し遅くなったが、この一・二年は体重が減少し歩くペースも学校時代並みになりつつあるようだ。私たちは焼山を越え二子山に登り返し、浅間神社経由で芦ヶ久保駅に下った。浅間神社は巨岩の上に建立された神社で、神社の手前には石窟があった。なぜかtakeは石窟を見て「あったねー」といった。

   芦ヶ久保駅に着くと飯能行の電車がすれ違い待ちで停車していた。トイレに行ったり、切符を買ったりしていたら乗れないだろうなと思っていたが、ちょうどホームに登った時に秩父行の電車がやってきて乗車と同時に出発した。

 家に帰って9年前の山行記録をtaketake山旅日記を検索して見たら次のように『五百回登山の時はtakeも二十歳を迎える頃になるだろう。来春特別支援学校を卒業するtakeがその時何をしているのかとか心配も多いが、まずは家族皆が健康で今日のような山歩き続けられればと思う。』と書いてあった。takeも26歳になり山行回数も848回になったのは、何はともあれ家族皆なんとか健康だったんだなと思った。

コースタイム

名郷0807-ウノタワ分岐0905-妻坂峠0952~1017-武川岳1059~1103-焼山1215-二子山1305-浅間神社1358-芦ヶ久保駅1448

コメント
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