7月に梅雨も本格化しムシムシとしてきた。taketake山の会夏山山行もあと1ヶ月となり、夏山準備山行第2弾を予定通り行うことにした。コースは昨年も歩いた塔ノ岳大倉尾根で、目的は機動力養成だ。
三人で家を出発、小田急線渋沢駅から大倉行のバスに乗った。天気予報は一日中曇りだったが、ハイカーは多くバスは満員だった。大倉バス停で身支度を整えて出発した。
takeは今回から新しい山靴だ。毎週欠かさず履いている山靴の靴底のゴムは、二年過ぎると凹凸がすり減ってくる。takeに『新しい』という言葉は禁句だ。(苦手な急激な変化をイメージするようだ。)だから『新しい靴』でなく、『違う靴』とtakeには言わなければならない。
先週の日曜日と違い、この日は雨上がりでかなり蒸し暑かった。これで直射日光を食らっていたらまいっていたかも知れない。また山ヒルも活発に動いているようで、観音茶屋で吸着された人が騒いでいるのを見て慌ててスパッツを着用した。
我らパーティーはゆっくり、多数の人に抜かれながら休まず二時間半歩いて、戸沢に下る天神尾根の分岐の休憩場所で昼食にした。
昼食後は本日の正念場、花立への急登が待っている。長い階段登りを一歩一歩進み、花立小屋前に出た。takeはベンチに座って麦茶儀式、私は吹き抜ける風を心地よく受けながら、山開きした富士山を眺めた。
ここまでくれば塔ノ岳の頂上は目と鼻の先だ。金冷ノ頭手前の痩せた尾根も補修されていた。塔ノ岳の頂上は表尾根から登ってくる人も合流し、いつもの通り大勢の人で賑わっていた。頂上に長居しない私達は、takeがスポーツ飲料を飲むと、すぐ下山にかかった。
堀山の家まで慎重に歩き、そこから先はピッチを上げ、頂上から一気に観音茶屋まで下った。takeはここでスポーツ飲料を買って飲むと決めて
いる。茶屋でお金を払おうとしたらカウンターに忘れ物のスパッツ収納袋が置いてあった。私が、朝置き忘れたもので、お礼して受け取った。
大倉バス停は前のバスが出発したばかりなのに、行列ができていた。待ち人数を数えると座れそうだ。takeが〆の伊衛門を座り込んで飲み始め、家人が飲料を買いに行った時、バスが上ってきた。私はtakeをせかしながら、ザックを3つ抱えてバスへと向かった。
コースタイム
大倉バス停0756-観音茶屋0840-見晴茶屋0905-駒止茶屋0952-昼食場所1035~1105-花立1130~1424-塔ノ岳1215~22-花立1130~35-駒止茶屋1350~55-見晴茶屋1424-観音茶屋1435~40-大倉バス停1500