くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

水面の桜辨∥千鳥が淵にて...

2007年04月09日 | 春夏秋冬
3月晦日に離職して以来、日々家で次の一手を模索中なのですが、この間の土曜日は久しぶりに都内へ,千鳥が淵目黒川の桜を観に行ってきました。

千鳥が淵の桜は毎春,大学生の頃から観ていたのですが、今年はその時季に余裕が無く、危うく観損なうところでした。。。
・・・して、その花見の始まりはその日の17時頃。
JR飯田橋駅西口前は牛込橋,千代田城外堀に植わる桜をまず観てから出発しました。
ここより千鳥が淵までは早稲田通りを南に,途中、青森県のアンテナショップに立ち寄って、15分ほど歩いて向かいました。

飯田橋から九段まで,一通の早稲田通りを歩いた先に在るのは靖國神社です。
ここも、桜の時季には露天が出て、花見客で賑々しいのですが、今年はそれも5日(木)までだったようです
それでも桜はまだ楽しめるようで、境内には結構人出がありました。
けど、ここには立ち寄らずに内堀通りの向こう側,まずは目当ての千鳥が淵へ、歩道橋を渡って行きました。

ここからの眺めも、盛りの時季にはよいのですが、もやは散り際だったのでちょっと寂しかったです。。。
また、千鳥が淵の桜も同じく,淡い桜色の花辨の合間からは力強い幹枝と若々しい緑の葉が見えており、ちょい寂しくて興をそがれた気になりましたが、一方,御堀に目を転じてみると、その水面には多くの桜辨が、まるで敷き詰めたかのように浮んでいました。

観桜の為か,幾船ものボートが繰り出していましたが、個々の人間模様が垣間見れて面白かったです(笑)
ちなみに、ボートは30分で800円,60分で1,600円です...。

いつもと同じく,この日もまたスタートは眺めのいい田安門交差点前に立つ大山巌の銅像裏から千鳥が淵緑道へ。
盛りは過ぎたとは言え、まだまだ観応えのある桜と、その視界の先にあったとんがり屋根の洋館に誘われ、初めて緑道の南端まで歩いていきました。
その洋館の正体はイギリス大使館でしたが、せっかく南端までやって来たのに戻るのは勿体無い・・・と、そのまま千鳥が淵の対岸,千代田城北の丸(公園)へと向かって行きました。

いつもは九段下駅から近い、千鳥が淵北端からしか観たことなかったので、新しい地点からの観るそこは、なんだか新鮮でした。
しかも、千鳥が淵交差点から入った代官町通り脇には築堤があり、勿論そこは歩くこと出来るのですが、小高くなっていて眺めがまた良かったです。

幾度か来た事のある千代田城北の丸域,

その南口は皇居乾門前(首都高都心環状線代官町ランプ)。
その側には、モダンな洋館建築の旧近衛師団司令部庁舎を保存利用した東京国立近代美術館工芸館と、
東武天皇(北白川宮能久親王)の勇ましい銅像があります。


千代田城北の丸域はいま、環境省管轄の北の丸公園として整備されていて、先に触れた通り幾度か来た事はありますが、改めて,深緑度に圧倒されました。
園内には池があり、その辺は芝生敷きになっていたので、暫しここで小休止したのですが、周囲の喧騒など何処へやら,東京都心であることを、瞬間でも忘れてしまうほどにと~っても静か。。。
美味しくて新鮮な空気を胸一杯!に吸い込んできました。
ただ惜しむらくは天気,澄み渡る青空にポカポカとした暖かさがあったら、もっと良かっただだろうに...と思いつつ、武道館を前を通過して田安門を潜って出発地の九段下へと、2時間ほど掛けて戻ってきました。


この次,目黒川の桜を観るべく、地下鉄乗り継い目黒へと向かいました

ちなみに、田安門から九段下駅へと向かう途中の桜もまた見事でした。
こちら側から見える桜は、千鳥が淵とは違って人が容易に入れない北の丸側の御堀縁にあるので、より美しく見事に観えました。
更に、この桜に向かって九段会館からスポットライトが当てられて、よりきれいに観られました。
内堀通りよりも、閉館後で人気の無くなった昭和館からの眺めはよかったです。
ただその先,九段会館の駐車場へと抜けるのですが、宴会中の雰囲気が聞こえてきて、ちょい物悲しくなります(笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 審判の時 | トップ | 水面の桜瓣∥目黒川にて... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

春夏秋冬」カテゴリの最新記事