くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

いざ!石和≪其の拾参:はなみち≫

2005年11月13日 | 参陣記
武田勢に合力し、快勝を得て合戦場から仮橋を渡って対岸に渡ると、そこには多くの出店が大変賑々しい軒を連ねており、多くの人でごった返す中、また(持ち合わせが無かったので)出店から漂ってくる美味そ~うな匂いをかき消し、空腹に耐えながら、何とかまずここを脱して土手道の向へ渡りました。
この土手道の街路樹は桜なのですが、季節がちと遅すぎて、はや葉桜としていたのが残念です...

土手道を渡ったそこには、石和町役場改め昨秋より笛吹市役所あり、ここの駐車場では毎年、錦鯉の品評会が行われています。
所狭しと並べられた円柱形のプールには、見事な体躯と模様をした錦鯉たちが、優雅に泳いでいました。
其の中には、この産地としても有名だった中越地方より、被災した錦鯉もいました。
友人知人も被災地に居てこれに遭遇しており、未だ何かと多くの苦労を耳にしているので、一日も早い復興を!と願いつつ、陣所へと向いました。

市役所(品評会会場)を抜けて、この脇の坂を下った正面には自販機があるのですが、そこにははや、多くの(特に)赤備の兵共が我先に水分補給を!と群がっていました。
それはさながら、砂糖に群がる蟻の如く・・・で、余りの多さに無常にも、次々と“売切”ランプが点灯していく中、(持ち合わせが無かった私は確か・・・)無事に水分を獲得した方より、有難くもお恵みを頂きました。
水分を欲していた体にそれが注ぎ込まれた時の爽快感,生きた心地の感激度はもう、一入です。
ある意味、一仕事終えた感じします。
ここから更にとぼとぼと、用水路を勢いよく流れる水で清涼感を味わいながら、陣所へと向いました。

陣所へ辿り着くと、一同校庭の日陰にて暫しまったりと、勝利の余韻に浸り・・・体育館にて武装解除をしました。

この時、飯綱殿は武装解除を完了していました。いつの間に?!

もう、石和には4度目なのですが、この時の爽快感,開放感が堪らないんですよね^^;
しかし一方で、もうこれで終わりか・・・と虚無感みたいなのも(トランスから解放されて現実世界に戻ってきた・・・という感じが)あって、この瞬間ってのは、実に複雑な時でもあります。。。
今年は、特に御殿隠居とあって、更に感慨深いものでした...。

身支度を整えて、諸将兵共へ名残惜しくも(暫しの)別れを告げて、一同打ち揃って本陣へ戻るべく、陣所,笛吹市立石和南小学校を後にしました。

その折、正門脇には「石和陣屋跡(町指定史跡)」の看板と「史跡石和陣屋跡」という石柱。
そういえば・・・4年間ここへ入陣し、一度もこれを丹念に振り返ったことが無かった・・・と気付いたので、石和出陣最後にして、ちょこっと石和について記します・・・

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3 コメント

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Unknown (碧雲斎)
2005-11-13 18:45:14
>石和出陣最後



本当ですか?(汗)
返信する
そのつもり (記主くない)
2005-11-15 00:50:58
・・・なんだけど、若は出陣するの?!

返信する
さぁ…(-.-;) ()
2005-11-15 19:08:46
つい最近までは「どうしようかな~」と考えていましたが、

今となっては、出陣の予\定はありません。



「誘う水あらば…」といったところです。
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