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『とっぴんぱらりの風太郎』 万城目 学 著

2019年07月06日 | 読書

万城目学さんの『とっぴんぱらりの風太郎』(2013年 文藝春秋 刊)を読みました。

天下は豊臣から徳川へ──。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎(ぷうたろう)。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へと転がっていく。 やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、 斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは──。(文藝春秋HPより)

いやー、長い話でした。単行本で752ページ!
毎日、カバンに入れて持ち歩くのが辛かったです。
が、とても面白く読むのが楽しみで仕方がありませんでした。
これまで読んだ万城目さんの作品で一番かも。

見事なカタチの瓢箪を育ててみたくなりました。


とにかく登場人物の
風太郎、黒弓、常世、百、蝉、芥下、残菊、ひさご様に因心居士などなど、
誰もが魅力的でした。

泥鰌ヒゲの蝉左右衛門はいいひとすぎ。

あと采女様はその名前からずっと女性(おばさん)だと思ってました。


『忍びの国』(和田竜 著)なんかもそうなんですが、
忍者モノってよく心を操る術が出てくるんですが、
あれって小説では事実関係が覆されるんで、
面白いんですが、反則というかズルいように思います。

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