チャオプラヤ河岸の25時

ビジネスマンの日記帳

真夏の女達

2017-07-27 21:04:40 | インポート

 
 与党も野党もメルトダウンが進む。謝蓮舫が民進党代表を退き、稲田防衛大臣も明日辞職することが決まった。なぜこんなに時間がかかるのか、そんな感想が国民の一般的なものだろう。女性活躍も結構だが政治のリーダとしての資質に根本的に欠けていた。国を危うくしてまで機会を与え続けるなど出来るわけがない。
 蓮舫はその著書で信じ難い無知ぶりを晒していた。曰く、「中国の国軍である人民解放軍は」の行である。余程の素人でも人民解放軍は国民の為の軍ではなく、中国共産党を守る為の私兵組織であることを知っている。中国に国民を守る国軍などは存在していない。東アジアの政治を語る上では基礎中の基礎の認識だ。高校生レベルの知識もないまま野党第一党の党首に収まる、と云うのでは余りに自覚がなさすぎる。
 稲田防衛相の知見も呆れるばかりのものだった。「自衛隊としてもお願いしたい」との選挙演説、自衛艦視察にピンハイヒールにスカートで出かける、という神経。国防の責任者と云うより、亡国の馬鹿女という評価が定まっていた。これでは命がけの任務に就く一線の自衛官は堪らない。女性活躍社会の喧伝に乗っただけの、寒気がするような身の程知らずの女達の時代、それが終わる。まだまだ奇怪な女性議員は多いが、次の選挙では多くが議席を失うはず。まだまだ日本にサッチャーが産まれるには時間が掛かる。女たちの時代、そんな言葉が社会的に受け入れられてしまったのは男たちの姿勢や視野に問題があったからだ。「浅知恵なのだから出過ぎるな」、そんな自信満々の男たちの不在こそ問題なのだろう。
 それにしても安部が稲田を庇い続けた理由と云うのは一体何なのだろう?訳が分からない。人を判断する不明を恥じ、さっさと更迭していれば傷は浅くて済んだはず。決定的な無能があからさまになって以降の時間は如何にも優柔不断だった。昭恵夫人を含めた亡国の婦人たちに対する甘さが国益を害するに至った。どこに違法性があるのかさっぱり不明な学園もの国会の間、東アジアの情勢もメルトダウンが進んでいた。半島も中国も余談を許さない変化が起きている。肝要な外交・安保の再調整が全く議論されないまま、事態は危険な方向にと歩を進めてしまった。次の国難は目の前に迫っているのに。
 梅雨も明け、日本は連日の猛暑に見舞われている。暑苦しいばかりの毎日、瓦解すべきものは早く瓦解したほうが良い。蓮舫、稲田、の退陣で少しは真夏のストレスも軽減する。多少は良いことがないと夏は乗り切れない。




                                                                                                                                               川口

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蓮舫の欺瞞

2017-07-14 17:02:41 | インポート



 都議選で自民、民進の二大政党が共に大敗したことで一気に政局の流動化が進んだ。安定政権を背景にかつての日本外し、という危機的国際環境が克服されていただけに残念だ。低能なお友達や女房に囲まれた安部は気の毒だが、それを選んで重用したのも本人、因果応報といったところだろうか。
 訳が分からないのは民進党と蓮舫の方だ。二重国籍問題の放置に党内からも批判が向けられると18日に戸籍を公開する、と一旦は表明した。だが翌々日には戸籍謄本の公開とは云っていない、日本国籍取得の申請書類などを公開する、などとした。挙句の果てにはこれを問題視する差別主義者やレイシスト(人種差別主義者)には負けない、と息巻いた。意味が分からない。
 かつては生まれながらの日本人、選挙に臨む段階では台湾国籍はなかった、私の誇りは中国人であること、子供には華僑としての誇りを持たせない、などと嘘や疑念を産む発言を繰り返している。その内容のまま万一政権奪取に成功したら、一体どちらを向いて国政を運営するのかを国民の大半が疑問視して当然だ。その国民のどこが排外主義、差別主義者なのだろう?
 民進党には韓国や北朝鮮、中国の政治を批判するとそれは差別だ、と騒ぎを起こす一群の方達が存在する。都議選終盤に秋葉原での安部の選挙応援、反安部の騒ぎを起した者達は民進党の有田芳生議員が代表を務める「しばき隊」と共産党の動員であった。その有田議員を中心にした民進党内の十数人に及ぶ在日議員グループや朝日新聞等が共同し、戸籍公開を要請するような国民はレイシスト、との蓮舫被害者キャンペーンを展開している最中だ。
 奇妙なことだ。公党の代表が国籍やアイデンティティーを曖昧にして支持を得ようと云うのは詐欺に過ぎないし、公職選挙法にも抵触する内容である。混血が悪いなどとは誰も云っていない。出自などどうでも良いが、なぜ虚偽のまま立候補し、どの国の利害とアイデンティティーを背負うつもりで政治家になったのか、それをこそ誰しもが聞きたいはず。多様性を認める認めないの話にすり替えようとするのは筋違いも甚だしい。そもそも二重国籍となっているのは台湾なのか人民共和国なのか、それを自主的に説明しないのであればそれでよし、見放されるだけのこと。だれも強制などしていない。
 蓮舫に被害者面などさせてはならない。被害者は虚偽の公報によって投票した有権者であり、蓮舫は立派な日本の民主的システムへの加害者だ。彼女が誇りとする中国でなら、即座にスパイ罪で処刑されるレベルである。
 それにしても、有田芳生議員なる方はおよそ国会に置いて良い方ではない。かの在特会へのカウンターデモで再三暴力事件の逮捕者を出し、沖縄の反基地運動にも進出し、挙句の果てに幹部や在日韓国人のメンバー多数が暴力事犯で逮捕されている。その悪名高い「しばき隊」の首領だ。行動の内容は一体どこの国の方なのか皆目不明なものだ。ちなみに芳生はヨシオではなくヨシフと読む。かのヨシフ・スターリンの名から取ったものだ。数千万人を抹殺した冷血な共産主義者のスターリンを尊敬する父、その影響下で育った有田議員はそのままの得体のしれない教義を信奉しているようだ。よりによって、民進党は彼を当選確実な参院の比例代表名簿に載せ、議員にさせた。これが民進党の本質、と受け止めるしかない。
 18日の茶番は内容が見え透いている。国民はまたも煙に巻かれ、自身の嘘を証明するエビデンスは出さず、挙句に国民を差別者呼ばわりし会見を終えるのだろう。なるほど自民党は危機だが、他方民進党や蓮舫の方は、最早溶解の段階にあり公党、公人のレベルにない。反安部というほど対峙する政策などはなく、目的はただ反日のみ、という不思議な徒党になっている。今日の全国世論調査、民進党の政党支持率は遂に3・8%にまで下落した。


                                   

                                     川口

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第三極

2017-07-03 21:30:30 | インポート
 


 都議選は都民ファーストの圧勝、自民、民進の大敗北に終わった。終盤での稲田防衛大臣の致命的な失言などもあり、予想以上に小池与党が票を集めた。フランス大統領選挙でのマクロンの圧勝に似て、既存二大政党が惨敗する姿が現実化した。
 これは権力欲に執着する従来型の政治家と云うものへの民心の離反であり、必ずしも政策軸による取捨にはなっていない。横暴、傲慢、尊大、権威主義、無知無能、と云った人格的弱点を晒す議員が増大した故のことだろう。安部の最大の弱点は人事、お友達主義や派閥均衡主義で、どうにもならない低質な者を法務や防衛などの要職に起用し続けたことだ。その甘さは一次政権時代も同様だった。大事な半島情勢や防衛政策をそっちのけにした民進党の学園もの国会、他でもない民進党自身の支持低下をそれが招いていた。だが、安部もその甘さによって同じく自滅することとなった。民進党は議席ゼロの壊滅もあり得る情勢だったが辛くも5議席を得た。オウンゴールだらけの自民が最大の支援者になった、埒もない話だ。
 自民か民進・共産か、次の総選挙もその枠で有権者が選択するかどうかはかなり怪しい。既に大阪では民進党は壊滅しているし、名古屋も河村市長の地域政党が優勢を維持している。第三極が都市部地域政党によって形成される、その流れはやがて国政でも大きな流れになる可能性はある。ただし、国政は安保、外交、憲法などで明確な軸心なしには単なる一過性のブームに終わるしかない。今や小池のお気に入りだった日本新党も新進党も霧散している。所詮は批判政党でしかなく、実権を与えられれば無能を晒すだけ。それのリプレイになることだけはいい加減で止めねばならない。やはり稲田も小池も絶叫の豊田真由子もまるでダメ、女性活躍などとんでもない、そんな実績だけは残してほしくはない。
 世界は不安定さを日々に増している。日本の立ち位置は日々に変化を求められている。だが、軸心となる哲学なしに右往左往すれば、あっという間に韓国並みの政治にまで墜ちる。半年先に迫った冬季オリンピック、今更に北朝鮮との共催を願い出て世界の失笑を買った。国連制裁決議の意味すらまったく理解しない政治、既に半島全体は金正恩の手の中にあるに等しい。この東アジアの新段階に、一体日本はどう向き合うのか、そんな議論が国会では滅多に聞けないという異常。
 まともな国家観を持った第三極、それが登場する時、自民も民進も都議選以上に惨敗するしかない。こんな現状なら、きっとそんな日が来るのだろう。


                      

                           川口
 
 

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