Livin' in ミネソタ (セントクラウド St.Cloud)

アメリカ・MN州 St.Cloud(セントクラウド)近郊-Sartellでの生活を徒然なるままに綴って行きます 

紅葉狩り

2005-11-25 20:50:53 | Weblog

今日は久しぶりのバイトの休み 本当は一日中家の中でゴロゴロとして居たかったのだが用事で近所に外出することになった。今、日本は紅葉前線真っ盛り。(ちなみに夫とワンコの住むミネソタでは既に1ヶ月前に紅葉は見納め。今ではもうが時折降り始め、冬に突入だそう。。。)今日は天気もだったので、狩りに近所を散策してみた。

@功山寺 (Kozanji)

 

四季を愛でるには最適の場所、功山寺(曹洞宗)。春には桜、夏には新緑の緑、秋はこのような紅葉、そして冬には雪化粧の姿(といっても雪が降るのは至極稀だが・・・)。功山寺の総門は、室町時代の建造物。歴史的には毛利元就に追われた大内義長が自刃したり(大内家滅亡)、高杉晋作が倒幕運動のきっかけとなる旗揚げをした(「回天義挙」)ところでもあるそう。

この門の向かいには国宝に指定された仏殿がある。ちなみにその仏殿は、鎌倉時代(1320年代)創建。木造の禅宗様建築で、鎌倉時代における唐模様の仏殿としては我国最古の物だそう。この仏殿の桧皮の屋根はとてもきれいな曲線美を描き(「入母屋造り」といい、唐様建築特有らしい)、境内にオーラを放っている。

また、私はまた頂いたことはないのですが、ここでは精進料理が頂けマス。  

ここの紅葉は近隣ではちょっと名を馳せている。その為普段は殆ど人が居ないのに今日は平日の中、観光客の方々が沢山いらしていた。駐車場には北九州ナンバーのが多かった。私がみるところその多くは写真愛好家らしく、皆 自慢のカメラを片手にベストショットを撮っていた。それにひきかえ、地元人の私は手ぶらで片手に携帯のカメラ。なぜかちょっと肩身の狭い思いをしてしまった。が、うしろを振り返るともう1人、私と同じようにかばんも持たず、ただ携帯のカメラを片手に紅葉を撮影している大前研一氏そっくりの中年の男性を発見 この紅葉の美しさを携帯カメラに収めて持ち帰りたいと思ったのは私だけではなかったのだと安堵した(勝手な推測だが・・・)。それにしてもお互いなんだか哀愁が漂っていたかんじがする

@古江小路(Furue shoji)

 

土塀の中は民家。よって、これらの紅葉は私物。うちの庭にもこんなきれいな紅葉があったなら、縁側でお茶でもすすりながらぼーっとしていたいものだ・・・。


梅ヶ枝餅

2005-11-06 13:53:53 | 

先月オープンした九州国立博物館に行って来た両親がお土産に梅ヶ枝餅(うめがえもち)を買ってきてくれた。この梅ヶ枝餅は大宰府の名物(ちなみに九州国立博物館は太宰府天満宮の裏にある)。そして私の好物

中には小豆餡が入っており、白餅の表面が焼いてある。よって表面はこんがりと香ばしさがある一方、中はお餅と餡のモチモチの食感。この絶妙なバランスに誰もが魅了される絶品である

この梅ヶ枝餅、名前からして中に梅が入っているのか?と連想されるが、梅は入っていない。平安時代に都を追われた菅原道真公を気の毒に思った老婆が梅の一枝をお餅に添えて差し上げたのが由来だとか。。。そして道真公が亡くなられてからも、その餅を持参しては公の無聊を慰めたと言われている。その故事により、梅ヶ枝餅として売り出されたこの餅に公の霊が通じたのか梅ヶ枝餅を食べると病魔を防ぐに特効があるというので著名となったそう ちなみに、 この写真のものは天満宮の参道にある"やす武"の梅ヶ枝餅。

そして、大宰府天満宮御用達は本殿裏にある小山田茶店のもの。"とんねるずのみなさんのおかげでした"の食わず嫌いのおみや、そしてはなまるマーケットのおめざに妻夫木聡クンが持参したのは"寿庵 寺田屋"(@参道)のもの、同じく食わず嫌いのおみやに徳永英明さんが持参したのは"茶房 きくち"(@参道)のものらしい。

ちなみに、福岡空港でも梅ヶ枝餅を見かけたことがある。どこのものだかは不明、見かけたらぜひお試しあれ!でも、やっぱり出来立てが一番だと思うけど。。。