部屋探し①

宮殿ホテルの朝飯はまた宮殿並みに（宮殿とか行ったことないけど）豪勢
とくに果物の充実っぷりときたら、どこぞの将軍様も腰抜かすレベルだ。
２種類のメロンに、オレンジ、イチゴ、バナナ、りんご、すいか、パイナップル、ラズベリー、ブルーベリー、グレープフルーツ、そして極めつけはドラゴンフルーツまであるではないか！！
はちきれんばかりに果物でお腹いっぱいにして大学へ向かう。

着いた日の夜にホテルからインターネットで部屋探しをして気に入った物件にメールを送っておいたところ、翌日の昼位にピーターという男メールが返ってきてた。
カナディアンにしては仕事が早くね！？
この分ならアパートも良いとこだろうとちょっと期待

メールによると何やら、ルームメイトはカップルでどっちか片方は日本人だと。
また英語環境に支障がと思うが、まあ何かあった時心強いからいっかと再び納得。

んで、電話
プルル・プルル・ガチャ

俺「あのタカシって言いますが、部屋探してて。おたくのアパートに興味あるんだけど、見せてくれない？」
ピ「おー、グレート！！でも残念だけど、今はトロントにいるから、明日夜か明後日なら良いぞ。」

今はトロントで、明日の夜までスケジュールぎっしりってことは、こいつ間違いなく出来る男だ！！
翌日の午後６時にアパート前で待ち合わせをする。

…ってことで、翌日

アパートの前まで来て電話すると、中から恰幅の良いおっさんが出てくる。ピーターだ。
挨拶して中に入ると、何故かカレーの匂いが漂っている…？？？？？
中から出てきた夫妻は浅黒い肌の東洋人。
サリーを身につけているところからも、明らかにインド人だ。

ピ「タカシ、彼らがこの部屋の住人だ！」

と紹介してくれる。名前は忘れたので、取りあえずムハンマドとしておく。

ム「ども。私、ムハンマド。」
ピ「MBAを取りにカナダに来てるんだ。台湾出身なんだよな？」
ム「ムンバイです。」

そりゃそーだ。誰がどーみても、インド人だろ！！！！？？？
台湾人には見えねーよ。つか、日本人のルームメイトじゃなかったの？？？
まあそれは別に構わないがこのピーターって男、めちゃくちゃ適当だぞ！！？？

会って早々軽く不安を抱きつつも、取りあえず中を案内してもらう。
中は広くて家具も揃っているし、キッチンも大きいし、ネットもつながる！
駐車場、電気代込みで＄９００をシェアなら全く問題ない。
まあ難点をあげるならば、リビングにカレーの匂いが充満していることと、大家が適当すぎること位だろう。
まあカレー臭が服についても、出かけるときは香水を振り掛ければ良いし、大家もうるさ過ぎるよりはマシかな。

っとまあ良い感じの感触を得たところで、話が長くなりそうなので続きはまた明日。

To Be Continued

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部屋探し④
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