部屋探し②

さて、昨日の続き

部屋はよし、ルームメイトも大人しいし、インド人の英語は聞き取りやすいから更に良し！
問題は適当男ピーターくらいだが。。。

ピ「どうだ。タカシ？」
俺「あー、グッドだねー。大学もまあ近いし。」
ピ「そう言えば、お前どっから来たんだ？」
俺「日本だけど。」
ピ「そうじゃなくて、日本のどこだよ？俺は日本で働いていたから日本のことは詳しいのさ！ハッハー！」

でたよ、この超適当男

俺「じゃあ埼玉って知ってる？」
ピ「いやー、それは知らないけど、東京周辺なら大体分かるぞ！ハッハッハ！」
俺「………」

…うざいので無視決定。

ピ「じゃあ俺は出て行くから、後はルームメイト同士で話し合ってくれ！」

頼むから早く行ってくれ………

俺「良い部屋だね。」
ム「あ、ありがとう。んー、食事の話、ピーターから、聞いた？」
俺「…？いや。何それ？」
ム「実は、私たち、宗教、豚肉と牛肉食べれない。」

あー、確かにヒンズー教では牛は聖なるものだから食わないとか習ったなー！
お気の毒にねー。どっちも美味しいのに。

ム「私の妻、匂いだけ、気分悪くなる。」
俺「えっ？ってことは、、、、俺にも肉を食うなって言ってる？？」
ム「はい、その通り。」

はぁぁぁぁぁ！！？？？無理無理無理、絶対に無理っっ！！！！！

俺「じゃあ何を食えっての？」
ム「鶏と魚、大丈夫！！」

いやいやいやいや
カナダで魚ってサーモンしかないやんけ！！！！！！
チキン、サーモン、チキン、サーモン、……
２年間も、んな地獄のループに付き合ってられるかっっ

俺「それは、ちょっとキツイなー…。」
ム「野菜も大丈夫！！」

当り前じゃー！！

待て待て、この人たちに罪は無い。
宗教上だし、そもそも先にこの家にいた以上、それを要求する権利があろう。
むしろ、ルームメイトは日本人だからお前にぴったりだぜ！！
とか適当なことを並べて、肉が食えないことを隠ぺいしていたピーターこそ諸悪の根源だ

さっそく、ピーターに電話

俺「タカシだけど。悪いけどこの家には住めないよ。何故なら肉食いたいからね。」
ピ「そーか、お前は肉を食う人間だったか？」

当り前じゃ！ボケッッッ！！
何をぬけぬけと…さすがにブチ切れそうになるも、インド人夫妻の手前怒れない。
大人の対応な、俺。

俺「そーゆー訳だから。」
ピ「待った。良いアイデアがあるんだが。」
俺「何？」
ピ「彼らは匂いが駄目だから、家の外で料理すれば良いのさ！庭にバーベキューセットがあるんだ！ハッハッハ！！」

いい加減にしろぉーーーーー！！！！！！！！
毎日毎日、独りバーベキューとか寂し過ぎて死んでしまうわぁーー！！！

大体冬はどーせーっちゅーねん！！

俺「No way!!!! じゃあね。」
ピ「うーーーん、分かった。グッドラック。」

と言うことで、部屋探しは全くの振り出しに戻ってしまった。。。
部屋を出るときに、奥さんが言った「Don't mind...」がやけに記憶に残っている
とにかく、この経験を生かして部屋探し頑張らんと！！

教訓：カナディアンは、やはり適当である

To Be Continued

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部屋探し②
部屋探し③
部屋探し④
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