高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2013/ 7/28 自主巡回 高尾山内

2013-08-06 00:22:39 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

             

参加者:13名

コース:清滝駅前(集合)~1号路~薬王院本堂~大本坊~1号路~清滝駅前(解散)

 本日の巡回は歴史チーム特別活動として、薬王院本堂で御護摩修行を行い、身も心も清めた後で精進料理をいただく、歴史チームとしては2回目となる体験型巡回を行いました。

真夏の太陽が照りつける中、大粒の汗を流しながら薬王院境内まで巡回、11時から薬王院大本堂へ上がり御護摩修行を行いました。

 御護摩は真言密教における秘法で、高尾山における御護摩修行は『ご本尊飯縄大権現の「身・言葉・心」の神秘的な働き(三蜜)を、我々の「身・言葉・心」と一致させ、人間の煩悩を表す薪に大導師が点火して、そこに生じる智慧の浄火で、あらゆる煩悩を焼き清めるために行われます。すなわちご本尊飯縄大権現の智慧によって、煩悩(苦の源)を焼き尽くし、円満な悟りを体現することを目的にしている』のです。(高尾山薬王院ホームページより)

御護摩修行が終わると、ご本尊飯縄大権現に参拝し、ご本尊の分身である御護摩札を僧侶から一人一人手渡していただきました。

 昼食の精進料理は大本坊客殿に移動して個室での食事となりました。

昼食後、歴史チームから『江戸時代後期の高尾山内の様子を具体的に描いた絵図資料は文政6年(1823)に八王子千人同心組頭植田孟縉により描かれた「武蔵名勝図会 高尾山の図」、と安政2年(1855)高松勘四郎により作成された「武州高尾山略絵図」があること』、そしてこの絵図のコピーを使って『現在と江戸時代後期の高尾山境内伽藍配置図の比較』について解説がありました。

 午後からは薬王院大本坊有喜閣大広間で13時より「薬王院夏期講座:写経の意味と歴史」(講師は八王子市妙薬寺住職で国際教養大学特任教授金岡秀郎先生)がNHK文化講演会として開催されていましたので全員で参加しました。大変面白いお話でしたが、この講演会の内容はNHKラジオ第二放送で11月24日(日)21時より放送されるそうです。

 本日の活動に参加された皆さんお疲れ様でした。少しは高尾山薬王院の世界を経験できましたか。(TSR/TF)

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