Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

Greatest Albums(その47) Royal Straight Flush/沢田研二

2006-10-05 | 僕のGreatest Albums
ロイヤル・ストレート・フラッシュロイヤル・ストレート・フラッシュ
沢田研二 阿久悠 大野克夫 船山基紀

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ドラマ「寺内貫太郎一家」で悠木千帆(現・樹木希林)が毎回ポスターに向かって腰を振りながら「じゅりぃ~!」と叫ぶのが、子供心に好きだった。小学校の頃、70年代。ジュリーを初めとして、テレビに登場する大人たちがとてもまぶしく見えたものだ。沢田研二はシンガーとしてブラウン管に登場するだけじゃない。「8時だよ全員集合!」でドリフとコントをすることだってあった。でもそれはスタアとしての余裕すら感じられた。

近頃自分が40歳になって興味があるのは、まだませたガキだったあの頃に「カッコいい!」と思えたものたちが、実際に今見たり聴いたりするとどうなのか。その一環とし数ヶ月前にドナ・サマーを買ってみたりもした。そして今回入手したのが沢田研二のベストアルバム。「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」と題されたアルバム。ポーカーの一番強い手と題されたこのアルバムには、その名に恥じない名曲たちが並んでいる。

酒瓶をズボンに差して踊る「カサブランカ・ダンディ」。今思えばそれは不謹慎なんだけど、当時の僕はあれが大人だ・・・と信じていた気がする。「勝手にしやがれ」の歌詞で、”バーボンのボトルを抱いて・・・”と出てくるし、ジュリーには酒が似合う。いや、いい男には酒と共にある・・・そんな妙なあこがれを抱いたのだ。今改めてヒット曲たちを聴く。「サムライ」は当時感じていた以上の美学を感じたし、「ダーリング」の歌詞に不思議な気恥ずかしさを感じた。この僕も「LOVE抱きしめたい」の切ない世界がわかる年齢になっていた。今巷で流れているJ-POPの楽曲に、あの頃のヒット曲みたいな普遍的な輝きは感じられない。まぁ、自分が年くったといえばそれまでだけど。あぁ、今日も「危険な二人」を口ずさんでしまうぅ♪。

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