Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

Greatest Albums(その39) Baby Alone In Babylon/Jane Birkin

2006-02-10 | 僕のGreatest Albums


セルジュ・ゲンスブールもシャルロット・ゲンスブールもこのシリーズに登場したことだし、やっぱジェーン・バーキンを出さない訳にはいかないでしょう。

ちょっと前に、野島伸司脚本のドラマに「無造作紳士」と
「イエスタデイ・イエス・ア・デイ」が使われて、再注目されましたよね。
僕はそれ以前から(おそらくゲンスブールを聴くようになってすぐ)よく聴く音楽になっていました。
あの息も絶え絶えのウィスパーボイス、か細いんだけど味のある歌。好き嫌いは分かれるだろうけど、
好きな人はおそらく一度は虜になったはず。

ジェーン・バーキンのアルバムで最も好きなのは「バビロンの妖精/Baby Alone In Babylone」。
この原題が示すようにセルジュお得意の英語を使った言葉遊びを聴くことができる。
おまけにこのタイトル曲は乗用車の名前をひたすら羅列するもの(「自動車ショー歌」ではないゾ)。
セルジュが清少納言風に”シックなるもの”を並べ続ける「シック」も雰囲気ある名曲。
後にセルジュがセライブでも歌っているが、こっちはなんともいやらしい。
他にも「さよならは早すぎる」ではフランス語の語感の響きが面白いし、
マリリン・モンローを歌った名曲「その名はノーマ・ジーン・ベイカー」も収録している。

セルジュの元を離れてからも音楽活動を続けているが、やはり70年代のセルジュの楽曲の輝きは永遠のもの。
セルジュの追悼コンサートで”私はさよならを言うためにここに来た”と歌うジェーンに、僕は涙した。
自分の葬式でこの曲を流したいと思った。

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