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キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

007/美しき獲物たち - 80's Movie Hits ! -

2012-12-24 | 80's Movie Hits !

■A View To A Kill(美しき獲物たち)/Duran Duran
from「007/美しき獲物たち/A View To A Kill」(1985年・イギリス)

監督=ジョン・グレン
主演=ロジャー・ムーア タニア・ロバーツ グレース・ジョーンズ クリストファー・ウォーケン

 80年代の007シリーズは「ユア・アイズ・オンリー」でハードボイルド路線に軌道修正したものの、ボンド役ロジャー・ムーアはなにせもうご老体。アクションに無理が出てきたのはもちろん、ピチピチしたお姉チャンとのイチャイチャも説得力がなくなってきた。他の出演作でボンド役のパロディをやるユーモアがあっても、本丸の「007」では色恋場面はシリーズ末期の”寅さん”状態。

 そんなロジャー・ムーア主演の最終作がこの「美しき獲物たち」。悪役ゾーリンには芸達者なクリストファー・ウォーケン(実はわが配偶者のタイプらしい・笑)。ボンドガールにはTV「チャーリーズ・エンジェル」のタニア・ロバーツに、ゾーリンの相棒にはグレース・ジョーンズという布陣。グレース・ジョーンズはめっぽう強く、クリストファー・ウォーケンもイカれた感じが上手だった。何とも残念なのはタニア・ロバーツで、歴代ボンドガールの中でも最も活躍しない(言い過ぎ?)。ボンドの情報源としては功績があるのだけれど、何せ最後までキャーキャー言っているだけの存在。せめて露出がもうちょっとあればね・・・。

 そうそう、音楽の話でした。80年代半ばは英国音楽界花盛りの頃。数々のグループ、シンガーがチャートを席巻していただけに、主題歌も当然他国に頼らずメイド・イン・UK。それでオファーされたのがデュラン・デュラン!。そもそも「バーバレラ」の登場人物にバンド名が由来している映画好きバンド、引き受けないはずがない。この主題歌のお仕事中、特にジョン・テイラーはジョン・バリーと映画談義に花を咲かせていたとか。フルメンバーの人気絶頂期だけに、主題歌"A View To A Kill"はメガヒットを記録、007シリーズ主題歌初のNo.1ヒットとなった。作曲はメンバーとスコア担当の御大ジョン・バリー。シリーズのスコアではお約束のキメ的フレーズが当世風のオケ・ヒットで奏でられ、ビート重視のアレンジとなっている。この曲は後にヴァレンシアによってカバーされた。欲を言えば、折角なんだからグレース・ジョーンズもサントラに参加させたかったな。

※Duran Duran関連の曲が流れる80年代の主な映画
1985年・「007/美しき獲物たち」 = A View To A Kill
1988年・「テキーラ・サンライズ」 = Do You Believe In Shame?

Duran Duran - A View To A Kill



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