Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のルーツを探せ!(その9)

2007-07-22 | テレビ・アニメ
性懲りもなく続くこのシリーズ(バックナンバーはこちら)。
7月になってから宿敵臨獣ライオン拳理央がますますパワーアップ。ゲキレンジャーは苦戦を強いられ続ける。
理央に限らないことだが、初戦はまずゲキレンジャーは敗退するか、決着がつかないままになる。
だが、マスターシャーフーや拳聖らの修行で勝利をつかむ。「復讐」や「修行」により勝利するパターンは、まさにカンフー映画の定石。
最近聞かれなくなった台詞だが、ジャンが繰り返し言っていた「修行して勝つ!」。
”目的達成の為に努力すること”。その大切さをこのシリーズは教えてくれる。
本日放送の前半は、とにかくコテンパンにゲキレンジャーたちはやられる。だがその分、後半に過激気(かげき)を習得してからが圧巻。
ここ数週間はとにかく見ごたえがある。

これが新コスチューム。


背中からジェット噴射みたいなのが出るのは笑ったけどね。

そんなゲキレンジャーたちを今回高みに導いた3人の拳聖。
サモハン・キンポー、ジェット・リー、ジャッキー・チェンと元ネタが続いたもので、カンフー映画ファンとしては楽しみだった。

1人目は激獣ゴリラ拳のゴリー・イェン。元ネタは我らがドニー・イエンだ。
ドニー・イェンと言えば、出演作はいろいろあるが、有名どころだとジェット・リーと共演した「HERO」。
スライドギターのような琵琶が流れる、雨の中の死闘。長い槍を武器とするドニー・イェンとジェット・リーの華麗な戦い。
思えば「ワンチャイ」でもドニーは長いもの振り回してたっけ。
ところがゴリー・イェンは一見冷静沈着だが、不屈の闘志で戦う。華麗さとは無縁・・・に今のところは思えるのだが。
ゲキビーストのゲキゴリラは、もうキングコング状態。

2人目は激獣ペンギン拳のミシェル・ペング。元ネタはミシェル・キング。
ミシェル・キングは、ミシェル・ヨーの名でも知られる女優さん。
「グリーンデスティニー」の華麗なカンフーも、「トゥモロー・ネバー・ダイ」のアクションシーンもとにかく寡黙でカッコいい。
ところが当のミシェル・ペング・・・スケボーを華麗にこなすのはカッコいいけど、なーんか軽いんだよね。
妙にかわいいゲキビーストもボードに乗って登場するし・・・。
改めてこの番組が、お子様番組であることを思い出させてくれた・・・。
女性の拳聖が出ると聞いていたので、僕は勝手にこう想像していた。
激獣ワオキツネザル拳のアンジェラ・ワオ!。
「燃えよドラゴン」などの女性カンフースター、アンジャラ・マオが元ネタ・・・外しました。

3人目は激獣ガゼル拳のビョン・ピョウ。元ネタはユン・ピョウ。
鹿ではなくて、ケニアからやってきたトムソンガゼル。
三山戦でのレツとの死闘は屈指の名場面だ。
ユン・ピョウは、サモハン・キンポーとジャッキー・チェンとともに「スパルタンX」や「プロジェクトA」に出演したカンフースター。日本コミックの映画化「孔雀王」の主演が印象深いかな。

それにしてもゲキビースト総攻撃の今回は豪華でしたな。
来年の放送終了までネタがもつのか・・・と心配になりましたが。

新たなゲキビーストが合体するとこうなる。





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