新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

memo 1 : 馬歩

2008年10月24日 23時18分06秒 | Weblog
    先生の馬歩は膝まわりの形が私と違います。
    それは脚の使い方が違うからでしょう。
    そこが知りたい。

    人が椅子に座る時は、体を後方に預けます。
    一般的に言われる“中腰”の重心も後方に寄っています。
    足裏で言えばどちらかと言えばかかとの方にあり、
    腰まわりで言えば、背中側に重心があるのでは?

    馬歩は“馬の背中に乗る”という言葉で説明されることがありますが、
    実際にはお尻の下には何もありません。
    なので、椅子に座る時や中腰のイメージが抜けないままに
    “馬の背中に乗”ろうとすると
    後方に重心が寄ってしまうのではないかな。

    本当に馬に乗ったことがある人は違うのかもしれないけど。

    戻って
    馬歩ですが、
    先生の馬歩は後方にずれていない。
    むしろ膝が前に出る感じ。
    横から見た時、足と背中がほぼそろっている。

    膝は内側に傾けず、頑強な門を作るかのように。
    体の重みを足裏の土踏まずのアーチで
    がっちりと受け止めるような形に見えます。

    これをやると脚が鍛えられそうです。
    最初は足首の外側や太ももにかなり負荷がかかるように
    感じるような気がします。
    ですので、膝まわりに負担をかけるのがつらい方には
    おすすめできないでしょう。

    そうでない方にとっても、
    足首、ふくらはぎ、膝まわり、太もも、
    一度にあまり無理はせず長い期間をかけて
    繰り返し繰り返し行うことで
    少しずつ鍛えられていくでしょうか。
 
    この体勢、股関節と腰から上にも大きな影響を与えます。
    まず、尾てい骨が入る体勢にならないとしんどいです。
    横から見た時、足と背中がほぼそろっている体勢なのに
    尾てい骨が入っていないと、
    ずいぶんと前傾姿勢になってしまいます。
    まぁ、それは後付けの理由としても・・・。
 
    逆に“中腰”に近い体勢で“尾てい骨を入れ”ようとするのも
    これまた難しい。
    重心が後方に寄り過ぎるようです。

    脚の型、尾てい骨
    そしてもうひとつ、正中線

    すべてを一度に学び実行できるようにするのは
    難しいと思われます。

    動作を分解して、1つずつ覚え、
    それらに関係があることを感じられるように
    練習を進めていくとよいのかもしれません。    

    それらを覚えられたら、
    これら一つ一つを一度ずつ強くイメージして
    それから3つをまずは淡く重ねることで
    先生の形に近づいていけるかな?
コメント
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