コンロッドのスラスト方向のクリアランスをチェックしておこう。
右:0.67mm、左:0.46mm。
右が広めだけど、限度内(0.75mm以内)なのでOKだろう。
ピストンは吹き抜けを起こしている。
体感はできなかったけど、若干の圧縮低下があったに違いない。
シリンダーにはクロスハッチは残っているものの、前後方向の当たりが強かったようだ。
ピストン交換だけじゃなく、ボーリングして1サイズ上げた方がいいだろう。
YPVSバルブを外してチェック。
ドロドロの油汚れをアセトンと灯油で洗浄してやる。
左右ともに内側のホルダーにダメージがあった。
これは交換だな。
YPVSバルブそのものはまだ使えそうだ。
シリンダー側には多少筋が入っているけど、ペーパーで修正すればいけそう。
ヘッドを洗浄してよく見ると、1cmくらいのミミズが這ったような削れがあった。
これはなぜか持ってた予備のヘッドに交換しよう。
サーモスタット取り付け部は指を切りそうなくらい角が立ってるので、ノガバーでさらっておいた。
リードバルブを外してクランクケースをチェック。
混合ガソリンが少量見えるけど、これは正常だ。
2016/03/20・03/21