激トラ杢ギブソンレスポール

昨日、宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主役の
TBSドラマ「不適切にもほどがある！」というドラマを薦められ
TVerアプリで観ましたが面白いです。
1986年から2024年にタイムスリップしたコンプライアンス敵に回す様なドラマ。
今、TVは朝ドラとアニメ意外は自発的に観ませんが
久々の連ドラ、ラスト迄観そう。

その86年、翌年87年に登場したガンズ&ローゼスは
色んな意味でロック史を塗り替え、更新して行きましたね。
AC/DCは聴いていたものの、ガンズの様なファッションと
パンキッシュさも有るストリートロックンロールは
コレ迄のLAメタル勢を吹っ飛ばした位。

ギターの面では日本では過去のモノ状態だった
レスポールスタンダードをワウ以外はオールドマーシャルに直挿しという
機材もテクニックも当時のハイテクと逆行したスラッシュのリードギター、
フルアコをルーズっぽく弾く作曲面の要、イジーのリズムギター。

スラッシュの激杢ギブソンレスポールスタンダードは強烈。
(実際はレプリカギター)
世の楽器屋がこぞってレスポールスタンダードを乱発の様に売り。
プレイは勿論、ジミーペイジでは見た事無い、トラ杢のメイプルTOPが
当時の小僧達には衝撃過ぎて‥
主流を行く程に流行っていたペイントされている
ジャクソン、クレーマー、シャーベル、BCリッチの新型変形ギターベースに
興味が無くなる勢い。
私はBCリッチとジャクソンのランディーV以外は当時興味無かったですが
ギターへの関心はカッコいいギブソンレスポールスタンダードに行きました。

しかし日本の市場には、この様なトラ杢はあまり見なかったですね。
グレコ、バーニーの特別オーダー品で見た位かな？
今では当たり前な位にフレイムメイプル、キルトメイプル
スポルテッドメイプル、バールなんて使われ
渡辺香津美氏の様に多くの「木目フェチ」な人が増え
逆に今の私はプレーンメイプルのレスポールスタンダードの方が好きですし
サウンドにも大きく影響出ると思いますが。
不景気が始まった90年代にヒスコレ購入しておきたかった。
ネックもボディもホンジュラスマホガニー、指板はハカランダという
超豪華木材使用したHISTORYのSHシリーズが有りましたが
フレイムとキルトTOP二種類有りキルトの方が高かった。
私の音の感想は良い！のは勿論、
フレイムは音が締まり、キルトは柔らかくレンジが白く感じる‥でした。


‥‥それにしても今のギブソンレスポールスタンダードが「35万円弱！」って
コレ迄のユーザーからしたら阿呆らしく成る金額で売られております。
勿論、メーカーや販売店のご苦労も察しますが
スラッシュばりのトラ杢は、今では当たり前の様にふんだんに使われているでしょうな。
特に今ではカスタムショップ品でしょうか？
でもスラッシュの様なトラ杢は見ないなぁ。
私のギブソンレスポールスタンダードはトラ迄は行かないものの
当時は綺麗なメイプルTOPでした。今は白濁化してますが。
後、各社うす〜い化粧板位のメイプルやシート貼っているトコも。

多くの人の心を掴んだガンズ&ローゼス。
私はこの曲で心持って行かれ88年の初来日公演行きました。
(アクセルが警備員を殴り、客席から退場したというヤツです)



終盤、所々入る「ピー」音がマジウケました(笑)



上述の様に、今は派手なギターだと腕前をしっかり見られそうなので
シンプルなメイプルTOPが好みです。しかもデイブメニケッティー位ボロボロの。
レモンドロップになったモノって見ないですね。
塗料や溶剤の問題かしら？