
初めて行って来ました! 新酒酒蔵まつりに。
風も強く寒い、時折吹雪く…っていうのに、大山町内は盛り上がっていました。
各酒蔵で新酒生酒が呑めるってなもんで、寒さも、吹雪の中の長い行列もなんのその…。かえって冷酒がだんだんと効いてきて幸福感さえ漂い、皆さんイイ笑顔になっている。
◯出羽の雪編 <(株)渡會本店 元和年間(1615~23)創業>
カミさんから出羽の雪の看板の前まで送ってもらい蔵へと向かった。途中、羽根田酒造前に並ぶ長蛇の列を見る…、なんだこりゃ!
そしてここ渡會本店も人々々…、そんな中、聞き覚えのあるデカイ笑い声が…? そして温海の大先輩と出会う。渡會本店で二軒目だという大先輩、ハイテンションである。う~む。
この蔵の搾りたて生酒を待つ長蛇の列の中、なんと「俵雪(羽根田酒造)」で乾杯!うっ旨い!! 感謝。


やっと生酒をいただく、旨いねぇ。説明も上手い…、買いたくなります。
「田んぼ」からとれたお米を原料に醸した地の酒とともに、皆様に「和み」がやって「来る」ことを願って命名したという『和田来』、いいじゃないですか。スタッフの方々もイイ感じだぁ。

常設酒造資料館「尚古館」、もっとゆっくり見学したかったが、この混雑の様子から無意味に気が焦ってしまうようです。大先輩にお礼と挨拶をして蔵を後にし、羽根田酒造へと向かった。


◯白梅編 <羽根田酒造(株) 文禄元年(1592)創業>
外に並ぶ長蛇の最後尾は十字路を曲がったところにあった。寒いし…並ぶの苦手だし…などと耐えながら隣を見れば彼も独りのよう…。
「寒いですね」。「これがまた、なんとも気持ちイイなや」。
「毎年(まつりに)来てるんですか」。「2回目だぁ、病み付きになってのっ」と、笑いもせず蔵を見つめていた。う~む真剣だぁ。

やっと蔵に入る。入り口には白梅が飾られてありホッと寒さを忘れ和むことができた。そんな中、聞き覚えのある高い笑い声が…? なんと近所のオバさんでした。私を発見すると「あらぁ、こんなところでぇ」と前歯の欠けた笑顔で私の肩を叩く…。彼女もちょっとテンション高めであった。


生酒、俵雪の出羽の里ver.、俵雪のつや姫ver.、純米吟醸の燗、梅酒の順に堪能した。

出羽の里で醸した俵雪の方が私の好みだと感じ、つや姫ver.を呑み「ん~、出羽の里の方が…」とポツリ独り言を呟いた時、蔵人の目がキラっと光ったのを感じた。実直そうな蔵人が造る「白梅」、旨い。


◯大山編 <加藤嘉八郎酒造(株) 明治5年(1872)創業>
ほろ酔い加減のイイ心地で向かったのが加藤嘉八郎酒造、やはり長蛇の列…。
しかし皆さん楽しげだし、特に女性の方々が元気なのがイイね。今後の日本酒の需要を担うのは女性だと感じさせる。素晴らしい!!
酒林が出迎えてくれるこの蔵に到着。



早速、新酒をいただき古典雛が展示されている2階へ上がった。太い梁の豪奢な造りの会場には美しい雛人形が飾られていた。
なんと中央の雛飾りの雪洞には本物の鶴の足が使われているのだそうです。

写真を数枚撮影して振り向くと、そこにはなんと高校時代の後輩が立っていた。
ほろ酔い加減の目をして、「毎年友達と来てんな。うん、旦那は家で留守番だぁ」と束の間の主婦業からの解放を満喫しているようでした。イイじゃないか。

湯豆腐、生酒、雛飾り、酒粕焼、甘酒と堪能した。満足。


◯栄光冨士編 <冨士酒造(株) 安永7年(1778)創業>
そして最後は冨士酒造。やっと日が差してきたようです。
この時間になるとさすがに長蛇の列を作ってはいないけど、蔵の中は混雑している。

『栄光冨士』には子供の頃から様々な思い出がある…が、今は書かない。
一昨日呑んだ純米吟醸にごり生原酒「有加藤」も旨かった。そして今日の新酒も旨かった。


ひと通り蔵をまわり外に出ようとした時、以前仕事で関わった彼に気づいた。相変らず元気そうでしたが…太ったね。

◯新酒パーティー編 <いこいの村庄内 16:00-18:00>
この新酒パーティーからは、仕事を終えたカミさんと一緒に出席した。
市長や議員さん達の顔も見えたし、知合いの顔も何人かはいましたが、五中学区の住民の方が多いのではないでしょうかね。そんな感じがした。

なかなか美味しい料理と呑みきれない程の酒…、充分に堪能しました。満足。


一、先付け 浅葱と槍烏賊の酢味噌和え
一、小丼 鱈白子のぽん酢ジュレ掛け
一、焼八寸 真鱈の味噌酒粕焼
鱈子寄せ寒天
庄内産甘海老の唐揚
チーズのサーモン巻き
一、お造り 槍烏賊素麺 刻み大葉 おろし生姜
一、平皿 庄内豚の冷シャブサラダ
一、強肴 田川産孟宗ご飯
一、汁物 河豚の酒粕汁
一、香の物 庄内漬物盛り合わせ

◯鱈白子のぽん酢ジュレ掛け


◯庄内豚の冷シャブサラダ ◯浅葱と槍烏賊の酢味噌和え

◯焼八寸の4品

大山地区も夕方には日が差し青空となった。こんなまつりはイイねぇ。
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