博多祇園山笠は、今年で777年目を迎えたそうです。
自宅で取っている全国新聞の1枚目に、
昨日の追い山の画像とともに博多祇園山笠の記事が載っていました。
と同時に、考えてみれば、
来年の春に、天皇が譲位されるので、元号が変わり、
平成最後の博多祇園山笠が終了、ということにもなったわけです。
今年の博多祇園山笠、
自分は、お汐井とりの日である7月9日(月曜日)から、
クライマックスの追い山である7月15日(日曜日)まで博多に滞在し、
山を舁いてきました。
今年は、まぁ、いろいろなことは割り切って、
純粋に山を楽しむことに専念しました。
自分の記録用に書いておくと、
7月9日月曜日は、前日8日日曜日の朝から泊まりがけで仕事。
9日の朝、急遽入った仕事で、この日に博多に行くのは諦めかけたのですが、
何とかこなし、昼過ぎまで仕事をして、新幹線で博多へ向かいました。
本来考えていた時間より1時間ほど遅れ、
この時点でお汐井とりの参加は諦めました。
博多到着は、18時30分ころ。
新幹線から下りると、カラっとした暑さでそんなに暑いとは感じませんでした。
今年は、この日に福岡は梅雨明け宣言をされました。
昨年は、ジメジメして不快指数MAXに近い状況でしたが、
今年は、今住んでいるところの方がジメジメ感が上。
カラっとした暑さで助かりました。
JR博多駅の飾り山をバシャバシャ撮影しつつ、
急いで、バスの発着場所まで向かって時刻表を見ると、
つい先ほど、バスは行ってしまったばかり。
次は20分後、ということで、がっかりしましたが、
ちょうど帰宅時で混雑してバスも遅れていて、
待ってすぐにバスが来てラッキー。
バスで宿泊先まで向かって、19時ころ、チェックイン。
時間外のチェックインでしたが、事前に電話しておいたし、
何年も宿泊しているところだったので、経営者も顔見知りとなり、
嫌な顔をせず、チェックインに応じてくれました。
荷物を置いてすぐに町へ顔を出しに行きましたが、
まだお汐井とりから帰ってきていないかな、と思っていたら予想的中。
ということで、夕食も兼ね、川端商店街をぶらつきにいきました。
今年、川端商店街には、2基の飾り山と、
土居流の舁き山の計3基が披露されていて、見応えばっちり。
見ることに専念し過ぎて、夕食を食べ忘れてしまいました。
で、20時ころ町へ顔を出すと、
町の皆さんが帰っていて変らず楽しく明るく直会(なおらい)中でした。
私服での顔出しでしたが、自分の顔を見るなり、
「よく戻ってきたね」、「お帰り」等と温かく出迎えてくれて、
毎回、この町の皆さんには感謝の言葉しかありません。
私服での挨拶だったので、この日は早々に退散し、宿泊先へ。
7月10日(火曜日)
流舁き。
この日、今年初めて舁き山が動く日です。
博多祇園山笠も、「静」から「動」の山笠も加わる日でもあります。
正式に町へ挨拶をして、今年の手拭いをもらいました。
締込みは問題がなかったのですが、足が太くなっていて、
脚絆が締まるかどうかきわどかったのですが、
何とか縛ってごまかしました。
あと、さらに太ったようで、水法被も小さくて。
また、始まる寸前に、左足の地下足袋の裏のゴムがベロンと取れてしまって、
取れたまま山を舁きましたが、途中で右足の裏のゴムも。
もう10年以上も穿いていた地下足袋だったので、仕方がないのかなと。
水法被は、終わるとやはり小さかったようで、両脇下が破れてしまって、
脚絆にせよ、地下足袋にせよ、寿命かなと思いました(笑)
この日の夜、熊本に行く用事があったので、流舁きが終わって、
直会には参加せず、早々に宿泊先に戻って着替えて、熊本へ。
7月11日(水曜日)
我が流では、唯一期間中、舁き山が2度動く日です。
朝山午前5時から。
前日からの熊本から戻って来れず、欠席。
夕方の他流舁きから参加。
直会も出て、宿泊先で休みました。
この日の夜、若手会もあったようですが、
今は若手も多く、自分は若手会からは卒業です(笑)
7月12日(木曜日)
追い山ならし。
この日も暑い日でした。
表、右肩、二番棒、棒鼻に何度か入りましたが、
一番棒と入る人とバッティングしてしまって、
このとき、2人の先輩らに怒られました(^^;
これは自分が悪いです。
もっと周りを見なければいけません。
直会後、町の特定メンバーで飲みに行きました。
裏では、OB、役員、若手の壮絶なバトルがあったようです(笑)
2次会は、屋台へ。
他の流の当番法被を着た方々も居て、一緒に飲みました。
山笠という共通な事柄から、
すぐに打ち解け会えるところが山笠の良いところでもあります。
3、4町が同じ屋台にいて、様々な話ができて楽しかったです。
7月13日(金曜日)
集団山見せ。
嫁さんが昼過ぎに来て、リバレイン前で待ち合わせ。
すぐに間近に武田鉄矢がいました(笑)
集団山見せの中継番組のゲストで来たようです。
締込み締め過ぎで、一度、舁き縄を抜いて山に付いたら、
締込みにおさめるのに苦労してしまって、
それから後押しに専念しました。
後押し、大切!後押し、命!(笑)
7月14日(土曜日)
流舁き。
この日は、流舁きは欠席。
福岡の仕事関係の知り合いと共に、
車で、昨年7月九州北部豪雨で災害に遭った朝倉市まで行って、
所用を済ませてきました。
家の壁には、水害の痕が残っていて、その高さに改めて驚かされます。
そして、まだ復興は続いていました。
帰宅は夜9時ころでした。
それから洗濯をして、追い山のため、少し寝ようかと思いましたが、
隣の部屋の住人が何か叫んでいて、なかなか眠れず、そのうち、集合時間へ。
7月15日(日曜日)
追い山。
前日の日が変わるくらいからずっと起きていて、無事奉納。
日曜日ということもあり、舁き手、観客の数が多かったですね。
この日の夕方にある打ち上げは、町の皆さんが誘ってくれて、
大変有り難かったのですが、
まぁ、いろいろと考えた末、今年も遠慮させていただきました。
取りあえず、ざっと記録用に書いておきます。
詳細の記事は、また明後日以降にでも(笑)
明日から仕事です。
我慢の仕事となります、ある日まで(^^;
一気に現実に引き戻されますが、また来年の山笠へ向けて頑張らなければなりません。
にしても、暑いですね。
こちらは湿気ムンムン。
蒸し風呂に入っているようです。