観てきました。
シリーズ8作目となる今作です。
結論から言って、自分的には、かなりの駄作でした。
公開前から、誰も知らない物語の展開、みたいな広告でしたが、
ストーリー的に新鮮さも感動もなく、予想通りに物事が進んでいきますし、
物語内の設定にかなり無理があり、
中でも、アメリカ人のようですが、
今作から突然、アジア系の女優が準主役的な役割で出てきて、
活躍するのには萎えました。
アジア系の役者さんが出るのは良いとは思うのですが、
個人的に、可愛くなくて、キャラ的には受け入れられませんでした。
以後、完全なネタバレなので、まだ観ていない人は、
この先は読まないようにお願いします(笑)
まず、エピソード4から6まで主役のルーク・スカイウォーカー
(上の画像では青色のライトセーバーを持っている老人)が今作でようやく多く出てきたのですが、
年齢を重ね、いい味を出していて良かったですね。
でも、予想していた通り、最後に死にます(笑)
ディズニーが、今後のスターウォーズ(エピソード10以降)について、
スカイウォーカー家とは関係のない物語を描きたいと発表しているようですし、
実年齢からしてこの先、同じ役を演じ続けるのも無理があるので、
死ぬんだろうなとは予想していましたが、見事に当たりました。
意外だったのは、
今作、ルークの双子の妹レイア・スカイウォーカー(上の画像では、画像中央下の女性)が
作品内で死ななかったことです。
レイア役のキャリー・フィッシャーは、昨年、突然死してしまいましたし、
CGを使って登場させるつもりはないとのネットの記事を読んだ記憶があったので、
今後、登場させられないため、今作内で死ぬんだろうな、と思っていましたが、
死にませんでした(笑)
それどころか、この先の希望まで語って終わります。
この先は、やはりCGを使って出させるのか、死んだことにして物語が進んでいくのか、
生きているけれど、出てこないのか、だと思いますが(笑)
作品内で最もがっかりしたのは、
ジェダイの騎士の能力であるフォース(いわゆる超能力みたいなものです)が、
凄すぎるということです。
かなりできることが拡大されたな、それはないだろう?って拍子抜けしたことです。
最後、師匠であるルークが、弟子であったカイロ・レンと対峙するのですが、
期待はずれで、対決はろくにせず、しかも、ルークは、離れた惑星から、
念を送って自らの残像を創り出し、カイロ・レンと対峙するのには驚きました。
そこまでできるのかよっ!って(笑)
しかも、その後、能力を使い果たしたからなのか、力尽きて死にます。
だったら、直接行って、対決して死んだ方が良かったのでは?と思いましたが(^^;
そして、一番拍子抜けしたのは、
先に述べたレイアが乗っている船(宇宙船)が敵に攻撃されて、
レイアは、宇宙空間に生身の体で放り出されます。
しかし、生きていて、フォースを使って自ら仲間のいる宇宙船に戻り
救出されるのですが、さすがに、これはないだろう、って思いました(笑)
じゃぁ、何で、他のレジスタンスの兵士たちは、
戦闘服にヘルメット(いわゆる宇宙服)を着ているんだよっ!です。
フォースを持っているから・・・で片づけてしまうんでしょうか(^^;
次に拍子抜けしたのが、まぁ、レイアの息子で、
ルークに最初、ジェダイの騎士として修行させられていたカイロ・レン
(上の画像では赤色のライトセーバーを持っている男性)が、
前作に引き続き、弱過ぎ、ということですね。
主人公のレイ(画像で一番でかい顔の女性)が強過ぎ、ともいえるのですが、
カイロ・レン、お前は、ルークの元で、修行していたのにも関わらず、
ジェダイの騎士として何も修行していないレイと互角なのかよっ!
って思ってしまいますね(笑)
まぁ、レイのフォースの力が強いから、とか言われればおしまいですが、
レイとカイロ・レンが離れたところで、テレパシーで繋がって、
お互いに会話できたり、心の中を見たり、
おいおい、フォースって、そんなことまでできるようになってしまったのかよっ!
って思って、何かエピソード1から6までの世界観との整合性とずれつつあって、
がっかりしました。
これが新しいスターウォーズを作りたいということなのかな、と思うと、
自分的には何か違うな、と思いましたね。
そして、画像右端のアジア系の女性が今作から突然、準主役的な感じで登場し、
前作から主役級で登場しているフィン(画像左端の男性)と一緒に活動して恋に落ちつつある、
というストーリーに萎えました(^^;
まぁ、この女性が一方的に恋を寄せていたといった感じでしょうが。
最近、ハリウッドって、中国系の進出が目立ちますよね。
チャイナマネーの影響なんでしょうか?(笑)
マッド・デイモン主演のオデッセイという映画でも、
中国系の役者さんが目立ちましたし、最後に救出するのも中国の宇宙船ですから、
中国の影響が映画でも強いんだろうな、と感じましたね。
アジア系の役者さんがハリウッドに進出するのは良いと思うのですが、
これで、渡辺謙や真田広之がスターウォーズに出てきたら、完全に観たくないです。
日本人やアジア系の役者さんがハリウッドで活躍するのは大いに結構、応援します。
しかし、スターウォーズという世界観を大切にしてもらいたいと思います。
いずれにせよ、フィンとこのアジア系の女優さん(アメリカ人ということですが)は
釣り合わない、って思いました。
今作、ライト・セーバーでの戦いも少ないですし、
物語後半でいつも盛り上がる戦闘機での戦闘シーンも少なめ、
出て来る戦闘機は、新しいスターウォーズを、と語っているものの、
古臭くて新鮮さはないですし、
ポケモンに出てくるような動物はCGで出てきますし、
何か、何でもありって感じがして、ただ長いだけの映画かなと思ってしまいました。
2年後公開予定のエピソード9で一応、この3部作に区切りがつくと思いますが、
今後の展開に期待はなさそうですね。
観には行くとは思いますが(笑)
そんな自分の感想でした(笑)