・・・えっと。
ヲタな団らんの後半は、北京オリンピックの報道番組で
一気に聖火リレー関連情報での我が家での意見交換会になりました。
(ダンナはシビアに「チベットはどっちにしても世論を味方につけたな」、
息子は「聖火妨害しちゃいかんでしょ」てな感じですが)
うーん・・・。
「国境のない記者団」は私には一種の文化テロに見えてしまう、
とか書くと叩かれますでしょうか;;;
てか、そういうニュアンスでTV番組が作られてるとしたら
これはこれで裏(スポンサー意向)も感じるわけで。
なんでも裏を考えてしまうのはよくないのかもしれませんが。
こういう事態になると、
「正義」って光と影の関係だなぁ、と思います。
どちらかに光がさせば、どちらかが影にならざるをえない。
そりゃ誰でも影は嫌だよね、という当たり前の事実。
でもってどうも、正義はお金を動かす人のもの、という印象も。
というわけで、中国の威信をかけた一大国家イベントであり、
資本主義国の投資ビジネスでもある北京オリンピックはなにがどうあっても
予定通りの日程で行われるのでしょうね。
それがいいのかどうか、私には判断できませんが
一個人である私自身は一オリンピック好きとして
こんな状態でオリンピックはやるべきではない
(大気・水質汚染問題、食・その他の安全問題もあります)
開催場所を変えるかせめて延期すべきだと思います。(無謀確信犯です
それにしてもダライ・ラマ14世はクレバーだ。
なんだか全体的に中国=悪、チベット=善
ヨーロッパの人権主義者=ワルガキ、という印象を
飢えつける、圧倒的に大人な発言でした。
心情的に、すごく日本人のパッションに合う気もする。
聖火は実質的に茶番になってしまったし、中国のメンツは潰したし
発言機会を増やすことには、他力を使って成功したのでは。
機を見る人間が世界を動かす、そんな好事例を見ました。
チベットを弾圧する理由の1つは、
自国民より圧倒的に優秀な種への脅威にあるのでは?と思ってしまう。
五輪開会式「欠席は各国の指導者次第」 ダライ・ラマ氏(朝日新聞) - goo ニュース
わが聖地・チベットの苦しみ:野口健(アルピニスト)(1)(Voice) - goo ニュース
チベットの情報が多角的に開示されること。
それが不勉強な私にとっては、一番関心があります。
そして情報は人を動かす最大の武器になる。
自国内でのみ聖火・大成功ニュースを流し続ける中国、それが一番の茶番です。
そんな戯言や偽造・偽装がまかり通る国が、グローバル化なんてありえない。
愛国心が高まるのはいいのですが、本気で自国民をそんな情報格差社会
の最底辺に追いやっていいのでしょうか?
情報鎖国状態は、北京でオリンピックを開催する意義すら真逆になるのでは?
あとあと、自分の首を絞めることになる気がします。
ナゾの“青い集団” 聖火囲み並走、中国人警備隊(産経新聞) - goo ニュース
彼らは、中国から派遣された北京五輪組織委員会の警備隊だ。だが、その素顔について中国の治安機構に詳しい消息筋などは、チベット騒乱の鎮圧にも出動した治安部隊「武装警察」から選抜されたエリート戦闘員だとしている。組織委員会の下に聖火リレーの護衛チームが編成されており、香港発ロイター通信は、チームは約30人の海外派遣班と、約40人の国内警備班とに分かれていると伝えた。メンバーが選定されチームが編成されたのは、昨年の夏ごろだという。
武装警察は公安省と中央軍事委員会の両方の指揮下にある。治安維持を主任務とするため基本装備などは軍並みで、格闘術のレベルも高い。聖火リレーでは、素手であっても、実力行使の度合いによっては人道上の問題、あるいは主権侵害などに問われかねない。
茶番の演出強化。これもまた逆効果の最大事例かと。
中国、ズレすぎです。
(海外アクション映画の見過ぎかな?
参考:
「羊の夢 And Dream of Sheep」のRen様の記事です。
『中国の光と影』は歴史的な視点も交えて書かれておられ、勉強になりました。
チベットへの思いを一過性のお祭りにしないために、
そういうベース情報が自分にとってもっと必要な気がしています。
中国の光と影
聖火は誰のために
聖火~その後
過去記事:
暴動と平和
北京オリンピック★抗議リレー
北京オリンピック★抗議リレー その2
ヲタな団らんの後半は、北京オリンピックの報道番組で
一気に聖火リレー関連情報での我が家での意見交換会になりました。
(ダンナはシビアに「チベットはどっちにしても世論を味方につけたな」、
息子は「聖火妨害しちゃいかんでしょ」てな感じですが)
うーん・・・。
「国境のない記者団」は私には一種の文化テロに見えてしまう、
とか書くと叩かれますでしょうか;;;
てか、そういうニュアンスでTV番組が作られてるとしたら
これはこれで裏(スポンサー意向)も感じるわけで。
なんでも裏を考えてしまうのはよくないのかもしれませんが。
こういう事態になると、
「正義」って光と影の関係だなぁ、と思います。
どちらかに光がさせば、どちらかが影にならざるをえない。
そりゃ誰でも影は嫌だよね、という当たり前の事実。
でもってどうも、正義はお金を動かす人のもの、という印象も。
というわけで、中国の威信をかけた一大国家イベントであり、
資本主義国の投資ビジネスでもある北京オリンピックはなにがどうあっても
予定通りの日程で行われるのでしょうね。
それがいいのかどうか、私には判断できませんが
一個人である私自身は一オリンピック好きとして
こんな状態でオリンピックはやるべきではない
(大気・水質汚染問題、食・その他の安全問題もあります)
開催場所を変えるかせめて延期すべきだと思います。(無謀確信犯です
それにしてもダライ・ラマ14世はクレバーだ。
なんだか全体的に中国=悪、チベット=善
ヨーロッパの人権主義者=ワルガキ、という印象を
飢えつける、圧倒的に大人な発言でした。
心情的に、すごく日本人のパッションに合う気もする。
聖火は実質的に茶番になってしまったし、中国のメンツは潰したし
発言機会を増やすことには、他力を使って成功したのでは。
機を見る人間が世界を動かす、そんな好事例を見ました。
チベットを弾圧する理由の1つは、
自国民より圧倒的に優秀な種への脅威にあるのでは?と思ってしまう。
五輪開会式「欠席は各国の指導者次第」 ダライ・ラマ氏(朝日新聞) - goo ニュース
わが聖地・チベットの苦しみ:野口健(アルピニスト)(1)(Voice) - goo ニュース
チベットの情報が多角的に開示されること。
それが不勉強な私にとっては、一番関心があります。
そして情報は人を動かす最大の武器になる。
自国内でのみ聖火・大成功ニュースを流し続ける中国、それが一番の茶番です。
そんな戯言や偽造・偽装がまかり通る国が、グローバル化なんてありえない。
愛国心が高まるのはいいのですが、本気で自国民をそんな情報格差社会
の最底辺に追いやっていいのでしょうか?
情報鎖国状態は、北京でオリンピックを開催する意義すら真逆になるのでは?
あとあと、自分の首を絞めることになる気がします。
ナゾの“青い集団” 聖火囲み並走、中国人警備隊(産経新聞) - goo ニュース
彼らは、中国から派遣された北京五輪組織委員会の警備隊だ。だが、その素顔について中国の治安機構に詳しい消息筋などは、チベット騒乱の鎮圧にも出動した治安部隊「武装警察」から選抜されたエリート戦闘員だとしている。組織委員会の下に聖火リレーの護衛チームが編成されており、香港発ロイター通信は、チームは約30人の海外派遣班と、約40人の国内警備班とに分かれていると伝えた。メンバーが選定されチームが編成されたのは、昨年の夏ごろだという。
武装警察は公安省と中央軍事委員会の両方の指揮下にある。治安維持を主任務とするため基本装備などは軍並みで、格闘術のレベルも高い。聖火リレーでは、素手であっても、実力行使の度合いによっては人道上の問題、あるいは主権侵害などに問われかねない。
茶番の演出強化。これもまた逆効果の最大事例かと。
中国、ズレすぎです。
(海外アクション映画の見過ぎかな?
参考:
「羊の夢 And Dream of Sheep」のRen様の記事です。
『中国の光と影』は歴史的な視点も交えて書かれておられ、勉強になりました。
チベットへの思いを一過性のお祭りにしないために、
そういうベース情報が自分にとってもっと必要な気がしています。
中国の光と影
聖火は誰のために
聖火~その後
過去記事:
暴動と平和
北京オリンピック★抗議リレー
北京オリンピック★抗議リレー その2
ハラワタは煮えくり返るどころか発狂してもおかしくないような心中だと察します。
ちょっとでも怒りが表に表れたなら、マスコミは逃さないでしょうから、あの振る舞いを維持しているのは物凄い事だと思うんです。
「非暴力」の真髄でしょうか?
彼は我々の良心に対して全力で訴えているんでしょうね・・・。
日本が正義を訴えて出来る影は、やっぱりアイヌなんでしょうね。
今回のチベット問題を契機に、民族浄化が完了しつつあるアイヌ問題に対して我々も関心を持っていかないといけませんよね。
考えていることは山ほどあるのですが、なかなかまとまりがつきません。さきほどもまた少し記事を追加しました。
なるもにあさんの記事もずっと拝見しています。
比べると、自分は迷いが多いなぁと。
人権問題と国同士の関係の駆け引きや力関係・経済面での問題と純粋なスポーツのイベントとしての五輪、これを分けて考えることの困難さに、ちょっと混乱しています。いや、そもそも分けるべきではないのかということさえも。
スポーツ大好き人間の私は、当然熱心な五輪TVウォッチャーでもあるわけで、でも今回の大会ばかりは心から楽しむことなど出来なさそうです。
いよいよ聖火が日本に来るということで、地元のボランティアの方々の不安を思うと、また別の感情が沸き上がってきています。人間は多面性の動物なので、軸足をしっかりもたないとブレますね。
聖火リレーを前にしたタイミングでの抗議行動(中国サイドから言えば暴動)といい、チベットはダライ・ラマ14世を中心に、きちんと計画を練って機が熟すのを見ていたのでしょうね。(ダライ・ラマ14世と一部僧侶との意見の不一致もあるようですが)
でも毅然とした態度で、チベットの象徴として、またスポークスマンとして精力的に活動されておられ、それをもみ消そうとする中国の旧態然な情報操作の茶番さ、また中国への投資先諸国(日本も含みます)の二転三転する態度等、かえってチベット問題そのものを根源的に、世界にアピールすることにも成功されてると思います。
今回のチベット問題からシオーヤ様の意識と関心が、国内の問題にまで至られたのは大切なことだと感じました。ただ、不勉強なため、ここでは安易なレスは差し控えさせていただきますね。(個人的には、チベットの場合は人種迫害であり虐待であり暴力行為であって、より急を要すると思っています)。
人権問題を迫害だけでなく、差別問題・格差問題として視点を広げるならば、「被差別」という大きな問題、地方格差・情報格差・所得格差等要素が複雑になり、個人の資質なのか、差別要因があるのかの見極めは極めて困難になるようにも思います。
いずれにしてもこうした歴史的背景を持つ問題については、「今見えてること」だけで考察することのムリもあり、難しいですねー。もっともっと勉強しなくては。ただ、問題があることに気がつくことも大切な解決のための第一歩だとも思います。
Ren様の視点を含めて、私には大切な参考ログとしてリンクさせていただきました。事後報告になりましたが、記事ご紹介を了解くださって感謝いたします。今回、定期巡回させていただいてるブロガーでは、E-H様とRen様がこの問題を追っておられ、勉強させていただきながら興味深く拝見しています。
>比べると、自分は迷いが多いなぁと。
私から見ると、Ren様の方が毅然とした意見をお持ちのように感じています。判断基準が違うのかもしれませんね。
迷い、ということで言えば、実は、こういう人権関係の記事を自分のブログに書くことそのものに疑問も迷いもないといえばウソになります。自分にチベットについて語る権利や資格があるのか?と思う部分が多々あるので。ご存知のように、私はRen様ほどチベットの歴史に詳しいわけではなく付け焼き刃的な知識(それもマスコミ中心)でしかない・・・マスコミに躍らされているお祭り感覚ではないのか?とも自問自答しています。
ただ、ブログの媒体特性は情報の多様性に対する寛容度にある、と思っているので、意見の1つとして、こんな意見があってもいいだろう、と思ったこと&残しておきたいことをそのまま並べている状態です。それができるのもまたブログならではかな、と思うゆえです。(もちろん、もっと今回のことを熟考されていても、ブログにはアップされていない方も多々おられるとも思います。個人的には「どちらがいい、悪い」ではなく、これは個人の嗜好さだと思っています。)
>そもそも分けるべきではないのかということさえも。
これはネットで見る限り、専門家含めて迷ってる方が多いように感じます。どこに立脚すべきか、で見え方も違ってきますよね。今回のことで、そうしたオリンピックの多面性が明確になるのならそれもまた北京オリンピックというイベントの効能・歴史的役割なのかもしれません。
私は以前サッカーのワールドカップの仕事をした時、こういうイベントが、純粋なスポーツマンシップと、莫大な利益が動くグローバルビジネスの側面を合わせ持つことを痛感しているためもあって、純粋さを支えるための汚さ(あえてこの表現で)は「あり」だとも思っています。が、今回はチベットがこのタイミングを逃さず行動を起した、そのことの意味と、投げ掛けられたサイドとしての責任を大きく感じています。
チベットの人権問題で個人的に一番問題視しているのが女性の性的虐待であり、個人的にそれはどの国であっても一番許せない行為なので、それが原動力としては大きいのかもしれません・・・。
と、レスの形で自分の行動原理を考えてみたりしつつ。
>今回の大会ばかりは心から楽しむことなど出来なさそうです。
選手の皆さんもある意味被害者ですよね。それがとてもとても残念です。チベット問題のあとで、同じニュースでオリンピックに向けて頑張ってる選手の皆さんの様子等が流れるたび「まったく別の次元の話みたいだなぁ」と感じています。
http://www.ainu-assn.or.jp/
ウタリ協会(アイヌ語で同胞)という意味で
アイヌ民族の活動されている団体があります。
以前国会議員をされていた方の講演を聞いたことがあります。なるもにあさんのコメントのように
日本にも人権問題がまだまだありますよね。
今回のチベットの状況をさすがに日本でも
報道されていますが、東トルキスタンの民族弾圧問題などはなかなか報道されませんね。
中国の報道規制も問題ですが、日本でもある意味
報道規制されているように思いますね。
ジイ様もアイヌ問題に詳しくていられるのですね。
私はまだまだそういう面に対して不勉強だなぁ、と感じます。
チベットの問題と単純に比較はできないですが、日本にもまだまだ
差別問題はありますよね。以前は男女差別も当たり前だったわけで、
そういうレベルも含めると人権問題はごく身近な問題だとも思います。
>東トルキスタンの民族弾圧問題
中国がチベット問題をなんとしても封じたいのは
そうした民族運動が活性化することを恐れてのことも大きいでしょうね。
中国市場を狙う先進諸国(って何なんでしょうね)が、
なんとなくスルーしてきたそうした中国の根本的な問題点を
チベットが機を逃がさず突きつけた、そんな感じがします。
>日本でもある意味
報道規制されているように思いますね。
確かにそれは、実感しますね。
そしてどの情報をどう受け止めるかで、見え方が全然違ってしまう。
聖火を受け入れる長野の立場にたてば、妨害者は犯罪行為にも近い。
日本に「国境なき記者団」が来て妨害活動をしたとしたら、
多くの日本人の心情はまた違ってくる気もします