DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

村上春樹★ノルウェイの森(BGM:Norwegian Wood)

2009-06-13 | 
と、ゆーわけで、ただ今『ノルウェイの森』を読んでます。
なんとなくだらだらと移動中やティータイムに。

で・・・やっぱり女性がみんな
nymphomaniaみたいなんですケド。;;;
女性がみんな男性の「性欲」に興味持ってるっぽく。
主人公を筆頭に男性陣はクールっぽく。
それにしても「マスターベーション」という単語がいくつ出るんだ?
あまりに多いので意味的にゲシュタルト崩壊起しそうー。

てか、そうだっけ?こんな感じだっけ?『100%の恋愛小説』。
私の中では、どちらかというと禁欲的&クリーンな印象で記憶されてた
という(新鮮なw)驚き。
これぞ春樹マジック!(なのか?

改めて検索すると『ノルウェイの森』は発売当時から
性描写でしっかり話題になってたのですねー;
なぁんだ、『1Q84』と変わらなかったのか・・・。
てか年月を超えて作者の「性」への執着加減が変わらない
(どころか高まっている?)のが凄いのか???

でもって、その点をあまり意識していなかったのは、
私の当時の年齢のせいなのだろうか???;;;
(ある種の周波数が若者にしか聞えないように、ある年齢を過ぎると
やんなっちゃう性描写というのがあるのだろうか?)
ワタナベ君の性格のよさだけが強い余韻として残っていて、
『ちょっと理想的な男の子』になってた;;;
もしや大きな読み違えをしてたんだろうか?;;;

でも、かなり久々に再読しても、
ワタナベ君は、やはりとてつもなく魅力的だ。
そして空間描写や空気感が絶妙&極上に美味だ。
音楽や街の空気や、そうした時代感も、うまく構図を切って
写真に閉じこめたように鮮やかだ。
初期作品で多用されたヴォネガットな表現(こなし方がうまい!)
もまだ垣間見られて、
元々ヴォネガットファンつながりで春樹作品を
愛読するようになった私としては嬉しくなる。
ピース。

今回、松山くん含め映画のキャストで脳内変換して読んでみたのですが
かなりいいかも。
松山くんなんて、セリフや表情が浮かぶー。
なんか勝手にもっとフツーの、ちょっと線が細い男性という
思い込みがあったが、
ワタナベはなにげにモテ男だし、セックスアピールありそうだし、
でもって素朴な感じは松山くんバッチリ☆(死語

映画版公式サイト

映画[ノルウェイの森]キャスティング Norwegian Wood Director and cast


ノルウェイの森 映画化 松山ケンイチ
 


『Norwegian Wood』は『ラバー・ソウル』の中では実験的で
どちらかというと『リボルバー』に入っていてもおかしくない作品。
歌詞を読むと、『ノルウェイの森』のメインフレームになってるのが
わかる気がする。
『Norwegian Wood』を聴くと、
私の中ではいつもムンクの使う複雑な紫色の部屋が浮かび上がる。
それはきっとパープル・ヘイズへの連想でもあって。
なんか淡々と現実的な歌詞がかえって幻想的な、ドラッグな感じ。
だから最初に『ノルウェイの森』のクリスマスカラーな装丁を見た時
かなり違和感があった。
今はとても好きな装丁ですが・・・。

Norwegian Wood Demo 

デモ。ポールとジョンが一緒に歌ってる、というだけで切なくしあわせになる。
普通の・日常の・ほんの一片の奇/跡。

Norwegian Wood (This Bird has Flown) 

テイク違い。

The Beatles-Norwegian Wood Lyrics 

カラオケ用♪

参考:
Norwegian Woodとは(wiki)
確固たる証言は無いものの、「I was knowing she would」(オレは彼女がそうすると(俗的に言えば「ヤらせてくれる」と)知って(思って)いた)という言葉を早く言った場合に「Norwegian Wood」の発音と似ているためではないか、という説も古くから言われている。

ジョンならやりそう。
・・・こっちが『ノルウェイの森』基本???<んなわけないだろう
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