DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ジャパン・クオリティ

2009-05-22 | NEWS/TREND
※連日で殺伐としていますが、アクセス数が急増しているので、
 少しでも読んでくださって、個人の水際対策を意識してくださる方が
 1人でも2人でも増えることをひそかに願いつつ、という野望のもとアップ。

新型インフル軽症者は自宅療養も 政府新方針案、対応2分類(共同通信) - goo ニュース

一応の(現実的な)方針がきまったようですね。
自宅療養は個人の責任がより求められる。
判断基準含め、しばらくは試行錯誤が続きそうです。

マスクが代表的なんだけど、個人によってかなり温度差があるので
そのあたりも、過剰にはならないように(マスコミに煽られないように)しつつ
押さえるべき点はがちっと押さえておいてほしい。

●妊婦や病人(そのご家族)の感染は要注意(外出を控える、等の自衛も強化)。
●タミフルへの耐性あるウイルスを育てないためにも、
 毒性が低いままで食止める必要性大。
●感染しない・感染させない両方の意識で、できれば混雑時・人込み(通勤電車含む)、ではマスク着用(特に感染ターゲットの年齢の学生)。
●常識としての「咳エチケット」の徹底(子どもにも教えていく)。


実は、たかがインフルエンザで、と言う人が意外に多いのにびっくり。
(新型・季節性問わず)「インフルエンザ」という病気への認識差を感じます。
(我が家はこの春は受験生がいたので、インフルエンザ対策が必至だった
影響もあるとは思いますが)
パニックになる必要はありませんが、最低限の対策は必要かと。

たとえ(乳幼児や高齢者の症状が重く万が一もある)季節性インフルエンザでも
感染者が爆発的に増えたら同様の措置が取られると思う。
今回は、毒性の低さとともに、
一定の年齢以上に免疫があるらしいのが幸いしたとも考えられる。
毒性が低く一定層に免疫もある、というのはまだ解明途中だけれど、
それも「今回の新型インフルエンザに限っては」ということに過ぎず、
それがわかるまでは、“あとになってみたら過剰対応だった”
という対応もいたしかたないのでは、と思うのですが。
(特に、海外では死者も出てるので)

飲酒運転、地震対策、なんでもそうだけど、
実害が起ってからでは遅い。

今日、仕事先で会った女性。
お嬢さんが来月からオーストラリアに短期留学されるそうで、
「また、こんな時期に行くのよね~」と困った表情を見せながらも、
「でも日本人が大袈裟すぎるのよね、マスクなんかも日本人はすぐに人目を気にするからみんな右にならえで大騒ぎするけど、海外だとほとんどしてないらしいものね。日本からマスクしていったら変な目でみられたりして」と。
・・・・・・・
いやいやいや、外人に右ならえしてどうする!
(てか、ここは日本だし)
(てか、メキシコでは目立つブルーのマスクをガンガン配ってただろうが!)

と、つい突っ込みそうになりましたが、欧米脳な方に
“言っても時間の無駄”感を感じて(冷血動物なあっし;)
早々に会話を切り上げてしまいました。
(今回とは言いませんが&まだ言えませんが、
日本のほうが正しいことって、多々あると思うよー&
諸外国でもきちんとマスクしてる国&人もいると思うよー)

「(見た目に)カッコ悪いから」「(外国では)みんなしてないから」というのは
マスクをしない理由としては最悪だと思うんだけど・・・。
確かにマスクをしていても完全ではない。
でもだから「する必要はない」と考えるのがよくわからない。
防御できる可能性があるのなら、できることはやっておきたい。
私は自分1人でも&外国でも必要だと思ったらつけます。
こと日常的な安心・安全対策に関しては、欧米より日本のほうを信頼しているので。
(・・・という人の方が多いと思いつつ)

マスク着用者、海外はまばら 新型インフル
日本の習慣を世界の常識に変えればいいだけの話。
(経済&教育・情報面での格差問題はあるかもなぁ。
国によっては寄付が必要になるかも)

今回は鳥インフルエンザのシュミレーション的性格が強いようなので
単純に毒性の低さだけでは判断できない、という部分もありつつ
経済的なダメージはシュミレーションではすまないぞ、とも思いつつ。

新型インフル 日本、感染者数なぜすぐ把握 国民性?調査監視充実?(産経新聞) - goo ニュース
個人的には、パンデミック対策はジャパン・クオリティでぜひお願いしたい。

なんてことを書いていて思い出したこと。

先日、ビジネスマナー教育関連のコンサルタントをやってる知人
と2年ぶりくらいで話をしたのですが
その時に、ビジネスマンの病気に対するモラルの低さが話題になった。

以下、彼女から聞いた話。
この春インフルエンザになった社員(20代後半男性)がいて、
まだ確定しておらず熱がある、という状態の時に
その上司が「早く家に帰って病院に行け」
と言ったのに対し「いえ、まだ頑張れます」と言った。
で、次の日39度の熱をおして出てきたが、仕事にならず、帰宅。
病院にいったらインフルエンザ確定。
結局その後、課の数人がインフルエンザに。
ここまではけっこうよく聞く話。問題は、その後。

感染したスタッフのご家族に、妊娠3ヶ月の兄嫁と二世帯住宅で
同居されてた女性がいて、兄嫁が“過剰に反応された”のだそう。
そのスタッフが「自分がかかったわけでもないのに、兄嫁は大袈裟だ
これは私へのいやがらせだ」と知人に愚痴をもらしたことで発覚。

以下は知人と私の見解でまったく一致した意見。
まず、インフルエンザの感染リスクをまったく考えていない20代後半男性
(下手したら病状を隠して出勤してくる、勘違い人間)は非常識×論外として。
女性スタッフの方は彼から移された被害者であり、
インフルエンザでの体調不良もあって、腹がたつのは理解はできる。
兄嫁に対し「なんなのよ!」という気持ちはあることだろう。

が、しかし。

やはり妊婦(というよりは胎児)は、何にもまして優先されるべきだと思うので、
兄嫁の反応はもっともだと思う(個人的な感情の諍いレベルは別としても)。
妊娠時は強い薬が飲めないので、風邪でも重くなることが多い。
そのうえ、高熱は胎児に影響を及ぼす。
最悪の場合、熱による後遺症もありうる。
自分の健康管理は妊婦の“母親としての”大切な仕事の1つなのだ。

一方で、上司のほうが「インフルエンザくらいで休むな」という
トンデモな場合もあるらしい。(いろんな意味で管理者失格)
インフルエンザに関しては、(自分が)うつる=(他人に)うつす危険性があることを
常に意識しておくべきだと思う。

2009年05月21日 16時05分00秒
女子中高生の約4割、新型インフルエンザの騒ぎは過剰反応ととらえる
※どういう調査シートだったのかをちょこっと知りたい。
 (設問の順番は意味を持ちやすい、いいかえれば操作しやすいので、
  設問順序を変えた調査を同時に同数行うのが正当)

そして、今回、高校生は「かかったら自業自得」だと考えてるらしい。
「感染してもそんなにひどくならないんだから大丈夫」という意見もある。
自分のことしか考えてないのは年齢的な幼さだからしかたないとしても、
感染が広がる=母数が増える、と、アメリカのように
ただではすまない人の確率もまた増える。

パニックになる必要はないが、最終的にはやはり個々人の意識だと思います。
本当の水際は1人1人の良識でしか守れない。

まぁ、みんなあれこれ文句(過剰防衛だ、外人に笑われる、など)
をいいながらも、必要を感じたらマスクはきちんとしている
(しようと思っている)のが素敵だと思っております。
<それこそがジャパン・クオリティ!

よいお知らせ:
高齢者はちょっと安心できるかも。
ただし免疫のない人もいるでしょうから、そこは個人対策で。
新型インフル、1957年以前に生まれた人は免疫あり?(読売新聞) - goo ニュース

今更ですが、とりあえず参考までに。
インフルエンザ(wiki)
インフルエンザによる死亡率の推移(1950~2007)
インフルエンザによる『超過死亡』とは
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