<written by DH >
「ニューヨーク・ジャズシーンの台風の目」というキャッチフレーズに惹かれて、
ジョナサン・クライスバーグのライブに行った。
週1回は行きたいジャズ・ライブだけど、今年はまだ2回目(残念)。
予習としてCDを聴いたけど
(何しろ、キャッチフレーズに惹かれただけだから聴いたことがない)
パット・マルティーノ風のギタリストというだけで、あまり特徴がなかったので
特に期待はしなかった。
けれど、これが期待に反して良かったのだ。
速弾きがカッコイイし、決めのフレーズの格好良さはフュージョン的。
また、元ロック・ギタリストだったせいか、
くねくねと続く息の長いフレーズは
後期クリムゾンのロバート・フィリップを思い起こさせるところもあった。
ライブ終わってからのサイン会でサインもらって写真も撮りました。
とても、人柄の良さそうな人で、また応援したいです。
ジャズ・ギタリストというよりも「ギター小僧」という感じで、
ジャズというジャンルにこだわることなく、ギターの格好良さを追求してほしいな。
やっぱりジャズはライブ聴いてみないと、本当の姿は見えないし、
特にこのジョナサン・クライスバーグのような人はそうだと思う。
次は、ニューヨークのジャズクラブで聴いてみたいな。
今回聴いた武蔵野スウィングホールは、
学芸会かピアノの発表会みたいな会場だったから。
という訳で、
「レコードはメニューだ。本当のジャズを聴きたければライブに来い」
というマイルスの言葉(多分)を思い出しながら、
今日の外ご飯、トルコ料理屋に向かった僕たちなのでした。