原爆についてのよもやま話

実際リアルに原爆手帳持っているおばさんがいるのにこんな話をするのは
なんだがかまわずやる。

今日、miracleさんのblog見ていると気になることが書いてあった。
（今回はコメント欄のみの引用なのでTBは入れていない。）

>日本人だってアメリカの本土に爆撃できたらきっとやったさ。
まあ一応、大戦初期に潜水艦がロサンゼルス砲撃したり、零式小型水偵による
爆撃やったり、風船爆弾による攻撃（まあ犠牲者１人だけどｗ）やったり
はしてるけどね。伊４００型はパナマ運河攻撃用だったし。
＃もっとも原爆作れたところでもって行く飛行機無い（つーかそこまで小型化
できない）し、原爆じゃなくてもV1号みたいなのが飛んでくるようになったら
アメリカはもう少し本気出してくる可能性がるという話もある。
なんたって第二次世界大戦中対日戦用にかけた戦費（？）の比率は２５％ほど
だったらしいし。

>いや、原爆投下は戦争行為だから。当時制限戦争の概念はなかったし、
>子供が犠牲になるのは確かに悲惨だけど、まあ仕方がないよねとしか
>言いようがないんだけど。
結構どこに落とすか？とかいろいろ考えてたくさいですけどね。

参考：京都に原爆を投下せよ（Bitth of Bluesさんとこ）
でもソ連参戦や兵器実験という側面があったにせよやはり沖縄や硫黄島
の予想外の損害で本土決戦をアメリカが嫌がったというのもありそう
ですね。もっとも長崎にまで落とす必要があったのか？というと・・・？
ですが、いろんな意味で。

で、前置きが長くなったがここからが本題

実際に、原爆が投下されたのは日本である。これは疑いようもない事実である。
ただこれが有色人種だったからとよく言われるがこれには異議を唱えたい。
というのは順調に行けば原爆を最初に使用するのはアメリカではなくナチスドイツ
だったからである。じゃあ何故使わなかったのか？それは完成しなかったから
である。こういうと「完成しなかったら意味ないやん」と突っ込みが入るかも
しれないが完成されなかったのには理由があるのである。
その理由とは北欧空戦史（この本はマジおすすめ）や嵐の中の北欧を読んだこと
がある方は知っていると思うがノルウェーにある重水工場が破壊されたためである
（誰に破壊されたかは後述、話の流れからこうした）。

劣化ウラン兵器とか半減期の意味を理解していないブサヨのプロ市民はウランじゃ
ない重水が何の関係があるか理解できないかもしれないがこれがないと核兵器が
核兵器じゃなくなってしまうのである。簡単にいうと濃縮ウランをそのまま核分列
させても反応が早すぎてエネルギーが拡散されない、ここで重水を使用すること
により核分裂をゆっくりさせてエネルギーの拡散を効率よくするのである。
（ぶっちゃけ簡単に書いてしまったが間違いがあれば指摘よろしくお願いします。）

ではそのノルウェーの重水工場を破壊したのはだれか？それはノルウェーの
レジスタンス集団であった。つまり現地住民による抵抗運動がヨーロッパに
おける核兵器の使用を阻止したのであった。
（とはいえもしヨーロッパで核が使用されていれば日本で使用されていたか
は・・なんだが・・・・）

で、何がいいたいのか？というとこの事実について九条真理教の方や無防備条例
支持の方はどう思っているのだろうか？
多分知らないかスルーだと思われますが。

というわけでやたらと核兵器（特に中国、朝鮮の核についてはスルー）と９条を
からめてグダグダ言っているブサヨにこの事実を突き詰めて追い込んでやりましょう。

なんだがまとまりのない文章になったが、本日はこれまで。