小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

1/15(日)神奈川・谷本川/2017年度全国ガンカモ一斉調査

2017-01-19 | 野鳥 神奈川探鳥地

先週末、環境省の“全国ガンカモ一斉調査”を実施しました。

国道246号/東名高速・青葉インター、田園都市線/市が尾駅方面の風景

調査地は、神奈川県横浜市内を流れる谷本川(鶴見川の中・下流域)で、

恩田川と谷本川の合流地点から上流に鶴川駅までの約12kmを担当しました。

横浜市営地下鉄/川和駅の風景

マガモのペア

この川のカウント数ベスト3はコガモ、カルガモ、マガモで他の種類のカモはごく少数でした。

オナガガモ(奥)とコガモ(手前)

ハシビロガモ

 

ガンカモ一斉調査は、神奈川県下で約270箇所以上を100人以上で実施されています。

 

なお、この調査は昭和44年度以降毎年1月中旬に全国一斉に行われており、

今年度で48回目ということです。

日本のガンカモ調査のデーターからも、どの種か増加し、どの種が減少しているか分かります。

 

今回の結果は、合計約300羽でした。人の暮らしの近くにこんな多くのガンカモが暮らしています。

ご興味のある方、来年はぜひご一緒にいかがでしょうか!

 


#####  以下は2016年度の結果です。(参考)################

 

 

1)観察された種と数
 ※( )内は、H27年度調査の結果。以下同じ。

  カモ類 14種 13,903羽 (カモ類14種 10,324羽)前年比3579羽増
  ガン類 1 種 9羽 (ガン類 未観察)前年比9羽増
  ハクチョウ類 未観察 (ハクチョウ類 6羽)前年比6羽減

 <過去5年間の個体数の推移>
  ・平成26年度 15種 10,330羽
  ・平成25年度 14種 12,042羽
  ・平成24年度 14種 10,378羽
  ・平成23年度 16種 12,011羽
  ・平成22年度 14種 12,108羽

 

(2)個体数の多かった種
   スズガモ    2,891羽(142羽)
   カルガモ    1,892羽(1,859羽)
   キンクロハジロ 1,668羽(1,329羽)
   オシドリ    1,665羽(477羽)
   ヒドリガモ   1,643羽(2,036羽)
   コガモ     1,414羽(1,914羽)
   マガモ     1,295羽(788羽)
   ホシハジロ      723羽(598羽)
   オナガガモ      461羽(725羽)
   その他
   クロガモ92羽、ハシビロガモ62羽、カワアイサ40羽、オカヨシガモ32羽
   マガン9羽、ホオジロガモ1羽、カモ類種類不明24羽

 

(3)個体数の多かった調査地点(500羽以上)

   海の公園(横浜市金沢区)       1種  1,805羽(未観察)
   宮ヶ瀬湖(相模原市・清川村)     3種  1,212羽(4種   269羽)
   平潟湾(横浜市金沢区)        4種  1,013羽(3種 152羽)
   津久井湖(相模原市)         5種     527羽(4種 242羽)
   多摩川-殿町(川崎市川崎区)     4種       501羽(4種 647羽)

 

(4)主要河川及び湖沼の個体数
   多摩川(川崎市)         9種  1,829羽(9種 2,674羽)
   宮ケ瀬湖(清川村・相模原市)   3種    1,212羽(4種    269羽)
   相模川(相模原市~平塚市)    5種     776羽(8種  780羽)
   津久井湖(相模原市)       5種     527羽(4種  242羽)
   相模原沈澱池(相模原市)     8種     394羽(10種 260羽)
   相模湖(相模原市)        5種     380羽(4種  282羽)
   鶴見川(横浜市)       7種     322羽(7種  349羽)
   酒匂川(山北町~小田原市)  6種     306羽(7種  374羽)
   丹沢湖(山北町)         5種     277羽(4種  117羽)
   芦ノ湖(箱根町)       7種     164羽(6種  116羽)

 



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