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135 賢治と東和町(土沢駅)

 前回、『冬と銀河ステーション』の詩碑を報告した。その碑文は
     冬と銀河ステーシヨン
   
   そらにはちりのやうに小鳥がとび
   かげらふや青いギリシヤ文字は
   せはしく野はらの雪に燃えます
   パツセン大街道のひのきからは
   凍つたしづくが燦々と降り
   銀河ステーシヨンの遠方シグナルも
   けさはまつ赤に澱んでゐます
   川はどんどん氷を流してゐるのに
   みんなは生ゴムの長靴をはき
   狐や犬の毛皮を着て
   陶器の露店をひやかしたり
   ぶらさがつた章魚を品さだめしたりする
   あのにぎやかな土沢の冬の市日です
   (はんの木とまばゆい雲のアルコホル
    あすこにやどりぎの黄金のゴールが
    さめざめとしてひかつてもいい)
   あゝ Josef Pasternack の指揮する
   この冬の銀河軽便鉄道は
   幾重のあえかな氷をくぐり
   (でんしんばしらの赤い碍子と松の森)
   にせものの金のメタルをぶらさげて
   茶いろの瞳をりんと張り
   つめたく青らむ天椀の下
   うららかな雪の台地を急ぐもの
   (窓のガラスの氷の羊歯は
    だんだん白い湯気にかはる)
   パツセン大街道のひのきから
   しづくは燃えていちめんに降り
   はねあがる青い枝や
   紅玉やトパースまたいろいろのスペクトルや
   もうまるで市場のやうな盛んな取引です
                  宮澤賢治

と刻まれている。
 この詩の中の『銀河ステーション』に関連して、土澤商店街のすぐ近くにある土沢駅というJR釜石線の駅を訪ねてみた。
 
《1 これがその土沢駅》(平成21年3月26日撮影)

である。
《2 構内(花巻方面)》(平成21年3月26日撮影)

《3 構内(遠野方面)》(平成21年3月26日撮影)

《4 プラットホームのシグナルとドイツトウヒ?》(平成21年3月26日撮影)

《5 プラットホームの案内板》(平成21年3月26日撮影)

には、次のような説明がしてあった。
   “銀河ステーション”
 ここ土沢駅は宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』の始発となった駅(岩手軽便鉄道)です。

賢治の銀河鉄道は、「みんなの幸福」、「無上道」を乗せた岩手軽便鉄道は大正12年12月3日の夜、「銀河鉄道」となって、ジョバンニ、カムパネルラを乗せて「銀河ステーション土澤停車場」を出発。星の世界の北十字の白鳥停車場をめざして「幻想第四次の銀河鉄道」に変身してヒタ走りに走った。銀河鉄道のめざすは北十字の白鳥停車場。(織姫星→七夕)そして北十字の矢沢(当時)停車場→現JR東北新幹線新花巻駅から鷺停車場(似内・にたない)の牽牛星を経て、玉蜀黍の林立する小さな停車場(旧軽便鉄道の鳥谷ヶ崎停車場)を経て目的のサウザンクロス(南十字)のJR釜石線終着花巻駅に到着した。カムパネルラはサウザンクロスに到着前に天国に行き、ジョバンニはサウザンクロスに到着後、病気の母のために牛乳を買い求めて家路に急ぐ。

 うっ、この説明文の文責は誰にあるのだろうか。いいのかな?と思ってしまった。

《6 駅舎改札口》(平成21年3月26日撮影)


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