新年あけましておめでとうございます。
新潟市の歯科医院、すずきデンタルクリニック、歯科医師の堀です。
お正月、いかがお過ごしでしたでしょうか。
我が家は、久しぶりに家族が揃いました。特別なイベントはありませんでしたが、みんなで食卓を囲んで、ワイワイ、ガヤガヤ、食べて、呑んで、楽しい時間を持てました。
家庭料理、特に、おせち料理にはそれぞれの土地に根ざし、家庭ごとに受け継がれてきた味がありますね。これがなくちゃ年が明けないというような「ソウルフード」が。我が家も、そんなおせちで新年を祝いました。
さて、今回のタイトルにしました丸と角ですが〜
顔の形?
体型?
丸刈り、角刈り?
正解はっ!
え○ご製菓っ!!
(高橋英樹さんによる越後侍のCMもすっかり年末年始の風物詩になりましたね)
そうです、正解はお餅のカタチです。
私は新潟県出身です。お餅といえば四角い切り餅。丸い餅はお供え餅でしか見たことがありませんでした。ところが、夫の郷里は丸餅です。お供え餅も、食べるお餅も、全部、丸です。
西日本は丸餅、東日本は角餅と言われているようで、石川県、岐阜県、太平洋側の三重県、和歌山県のあたりに境界線があるようです。医院では小栗先生が一番、西の出身ですが、丸でしょうか?角でしょうか?
とは言っても、夫の故郷は西日本ではありません。東北の日本海側の都市です。飛び地のように、そこだけ丸餅なのは、北前船の寄港地であったことに由来するようです。京の食文化が定着して、今に至っているようです。
いろいろ調べてみると、お餅は元来、丸だったようです。切り餅が出てきたのは江戸時代だそうです。人口が急増して、大量にお餅を作る必要性が生じて、のし餅にして、四角く切り分ける角餅が出できたとのことです。
我が家も丸餅を手作りしていたこともありました。熱々のお餅をちぎって、冷めないうちに一つずつ、きれいな平たい円形に丸めていきます。時間との戦い、家族総出の大仕事でした。確かに、大量生産には向いていないかもしれませんね。
今は出来合いの丸餅を購入していますが、新潟近辺では販売量が角餅に比較して圧倒的に少ないので、見つけるのに一苦労です。別の大変さがありますね。
それでもやっぱり丸餅も角餅も用意するのは、我が家の風習を伝えていきたいからです。食の記憶は家族との思い出とともに、いつまでも心に残るものと思っています。
明日、1月11日は鏡開きですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
もう一つのソウルフード、ポッポ焼き。
今年も初詣帰りに買いました(^^)