季節の1品キッチン*コミュニケーション鎌倉恵子

明石で料理教室を主宰しています
ラジオ関西【谷五朗の心にきくラジオ】料理コーナーでご紹介したレシピを掲載中♪

138-1 姫冬瓜の丸ごとスープ  2009年9月10日放送

2009-09-10 10:32:10 | Weblog
 姫冬瓜( ひめとうがん)のスープ   
朝夕 めっきり涼しく 秋の気配が濃くなってきました
そして スープも美味しい季節になりました
6月にも冬瓜を使って中国料理の煮込み料理をご紹介しましたが 今日は姫冬瓜のスープを作ってみました  
冬の瓜と書きますが 夏に収穫される野菜で 6月後半頃から9月末頃まで収穫できます。皮が分厚いので 涼しい場所で保管すれば冬迄 保存がきくので 冬に食べる事ができる瓜という意味でこの名前が付きました 
 昔は大きなサイズが主流で家庭では使いきれないため 一般家庭向きにカットされて店頭に並んでいました でも最近は今日ご紹介するこぶりの姫冬瓜も流通してきました
 姫冬瓜は 品種改良された 新しい種類で 比較的作りやすく 小ぶりで軽いため 収穫時にも比較的 力が要りません そのため家庭菜園でも人気です
 使い切りのジャストサイズなので カットせずにそのまま保存すると日持ちします 
1個200円程度で求めやすい価格なので 家庭料理にも上手に取り入れてメニューのバリエーションを増やしましょう
原産地やルーツ 
 熱帯アジア ジャワ原産地  中国などでは古代から栽培  
 現在ではアフリカやアメリカでも栽培 インドではカレーにも使われているとか・・・
 かんぴょうの原料となるゆうがおや奈良漬けに使う白瓜 苦瓜 胡瓜などの仲間です
栄養価
  カロリーは低く 水分が90%以上 ビタミンCを多く含みます
  量を沢山 食べることが出きるため Cの効果も期待できます
薬効
 水分が豊富なので 身体の熱を下げる働きがあります 
 利尿効果があり 身体のむくみをとるので 薬膳としても重宝
 低カロリーで水分代謝がよくなるのでダイエット効果も期待できます
食べ方=メニュー  特徴  調理方法
 日本料理 冬瓜翡翠煮冷やし鉢  鶏そぼろ煮  みそ汁具 など
 中国料理 スープ(器としても利用) 煮込み 海老あんかけ
今日のレシピ
  冬瓜スープ2人前
【材料】 
 姫とうがん 1個     
鶏ミンチ 60g( 塩 こしょう 生姜 各少々 酒 大さじ1 片栗粉こさじ1)
干し椎茸2枚 干し貝柱2個 蟹身50g 筍20g くこの実4粒 松の実8粒   スープ2カップ 生姜汁 大さじ1 春雨10g
   調味料 醤油 小さじ1 酒大さじ1  葱油少々  塩・胡椒少々
【作り方】
①姫瓜冬は 半分に切りスプーンで中の種をわたごと取り 器にします
(時間があれば 縁を飾り切りする)
②ボウルにミンチとカッコの調味料をいれ良く練る
③鍋にスープと調味料を加え沸騰したら②をスプーンなどで丸め鍋に落としこみ 再び沸騰したら あくをすくい取り 少し煮詰めます(濃い目の味つけにしておくほうが 冬瓜から出る水分と混ざり 最終的には薄味で食します)
④③を①に注ぎ 柔らかくなるまで蒸します
特徴 ポイント 
 味が淡泊なので 色々な料理に使えますが しっかりと出汁やスープをとること
濃い調味料だと量が食べられないので 塩分は控えめにし旨味で頂くことが大切
一度茹でてから 使います(柔らかくなるのに時間がかかるため

写真は 翠亨園のレストランで頂いた物です 私の作ったのは138-2です

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