日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】鎌倉幸子著 「走れ!移動図書館 ─本でよりそう復興支援」(ちくまプリマー新書)

2017-05-22 23:45:22 | 本・映画・展覧会
 2011年の東日本大震災の被災地を巡回する移動図書館を走らせた、NPO「シャンティ国際ボランティア会」スタッフによる実現までのドキュメント。筆致は重々しいものでなく割と淡々と、むしろもう少しきちんと内容を整理して欲しいと思うくらい柔らかいタッチで書かれているのは女性ならではの長所なのか。おかげで読者は変に身構えることなく、実は大変なストーリーに入ってゆける。

 もう少しきちんと、とは書いたが、時間軸に従っての話は読みやすい。現地調査の結果など、細かすぎるのではと思うほど訪問した施設単位の状況が記されており、この辺は実際には地図とリンクした一覧表形式で報告されていたのではと思った。本書を「報告書」として読もうとしている自分に気付く。

 東日本大震災も、熊本地震も、結局大した支援は出来なかった気がする。多少のモノやポイントを寄贈した程度、やはり(活動場所はどこでも)汗を流した人には気後れする。せめて忘れない、警戒を怠らない、不幸にしてまた何か起こったら次こそは動けるよう準備する、そんなところだろうか。

 2017年5月9日 通勤電車にて読了
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2017年5月7日 【バイク】CB1300SF(SC54)がお漏らし

2017-05-22 20:53:36 | バイク・自転車
 今月いよいよ長距離ツーリングに連れ出そうと思っているCB1300、今日はアイッドリングさせつつ取り外し式ナビ(SONY nav-u)を付け動作確認、ETCカードもOK。ナンバープレートの飾りキャップまで付けちゃって…などとやっていたらアレ?イヤな臭い…あぁっ!?クルマではお馴染み(?)緑色のエクトプラズムいやLLCがブババッと車体下部のホースから噴出しているではありませんか(写真)!もちろん水温警告灯は点灯。

 連休でもディーラーは営業していたので、とりあえず電話してみた。動くなら噴出しに気をつけてお越し下さいとのことだったので少し時間を置き、幸い症状が再発せず持ち込むことができた。初めてお世話になる店だったが親切丁寧、預けて帰宅するのも公共交通機関によるアクセス至便で助かった。

 しかし、いくら車庫でアイドリングさせてる時間が長めだったとは言っても30分。それでオーバーヒートするはずはないとのことなので、サーモスタットと言うより電動ファンのリレーか何かなぁ…

 これを機に乗り回すようになるのか、あっさり見切りをつけてしまうのか。乗るまでが重くて取り回しが面倒なんだけど、いったん走り出してしまえば(特に高速)実に安定して快適なので迷ってしまう。


【追記】
 翌日さっそくディーラーより連絡あり、クーリングファンのコネクタ接触不良だったとのこと。部品交換はなく接点清掃&しっかり接続、LLC補充&エア抜きで修理完了、大枚をはたかずに済んだ。
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【本】藻谷浩介・山田桂一郎著 「観光立国の正体」(新潮新書)

2017-05-22 06:44:08 | 本・映画・展覧会
 たまに読んだ本の記録漏れがあり、後から思い出して書いてます…

 インバウンドだオリンピックだと浮かれてる人々もいる中で、観光業界のお寒い実態を鋭く突いた本書はとても面白い。基本的に「その指摘は違うんじゃないの」という部分は殆ど無く、正にその通り!とかそうなんだろうなと頷ける内容ばかり。地域のボス(かつ地元の大手業者の経営者)の意向で企画が決まったり、通らなかったり。団体旅行で賑わった過去が忘れられず、工夫も努力もせず客の減少を嘆くばかりの守旧な人々。少なくないのだろうなと思う。

 別に全国総ての自治体が観光客ウェルカムでなくても構わないと思う。観光収入がなくても構わないと言うのであれば。だがそれが貴重だと言うのであれば、それを増やす努力をすべきだろう。地元のボスがいるのなら、どうやったらその影響力を排除する、もしくは巧く味方につけるか。そういう情報交換があっても良いかもしれない。得体の知れないコンサルタントやイベントプロデューサーが跋扈するような状況は打破しなければならない。

 2017年4月21日 通勤電車にて読了
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