2015年5月23～24日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（７・完）

　なかなか大変だった今回の出張も最終日だけはちょっとご褒美？夕方の帰国まで趣味を愉しむことができました。過去に訪問できなかったデンマーク鉄道博物館へ行って来たのです。

　デンマークは多島の国です。博物館は首都かつ出張先のコペンハーゲンがあるシェラン島でなく、西のフュン島オーデンセにあります。コペンハーゲン中央駅から約90分。シェラン島とフュン島の間は長大な海上橋で渡ります。上部構造がないため展望が利き、窓の下が海！暴風雨の時などどうすんだ？きっと運休するんだな。駅に着けば博物館は目の前。帰国日ゆえスーツケースを引っ張ってゆき、受付で無料ロッカーに預けました。

　勇んで来たものの、実はデンマーク始め欧州各国の鉄道については詳しくありません。ここ15年ほど乗り回った経験から現役車両群についてはそれなりに解っていますが、過去の路線網や車両については素人レベルなのです。なので鉄道に詳しくない他の入館者同様「へぇ～」と言いながら適当に見て回っただけ…ちなみに入館者の大半はベビーカー押したファミリーで、日本のような鉄ヲタは見かけません。だからと言って子供向けの展示内容ではないのが不思議です。当日は「機関車トーマス」の運転日でもあり、余計に子連れが多かったのかもしれません。そのせいで入場料が高かったのですが、おかげで珍しい物が見られました。

　デンマーク最初のを始めとする歴代SL、同じく初期から次第に大型化・豪華化してゆく客車、初めての？電車、等々。国王・女王が使用した貴賓車に、ワゴン・リ社の豪華客車。昔の扇形機関庫を利用した館内にギッシリ。車両だけでなく運行や保安に関する用品のコレクションや模型もあります。お子様向けの施設も充実していたのが印象的でした。写真は数ある収蔵車両の中でも興味を持った二階建客車です。内部は上下繋がっておらず、車室外の階段で上り下りします。

　電車で乗り換え無しで空港まで行き、ロンドン五輪特別塗装機のJL7718/BA817便(G-EUPH:A319)でいったんロンドンへ。ラウンジのシャンパンバーを愉しんだ後JL44便(JA737J:777-300ER)で羽田に向けて帰国しました。一週間ご苦労様～。
（おわり）

2015年5月22日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（６）

　長いような短いような一週間も終わり。来週さらに顧客とのミーティングが追加されたのだがさすがに居残ることも再訪することもできそうにないので、準備資料の作成。前回同様、昨日のミーティング後から少しずつチームメンバーが帰り始めた。自分も前回は金曜は午前までで帰国したのだが今回は作業が残りそうな気がしたので土曜日の帰国としておいて正解。何とか資料を仕上げ当地のメンバーに引き継いでオフィスを後にした。お疲れ様！夜は日本人出張者３人で慰労ディナー。イタリアンの店でピザとパスタをシェアしようと入ったらバフェをやっていたのでそちらにした。そしてビールを買ってホテルに戻り部屋飲み。

　ところで、コペンハーゲンのタクシーは「４ｘｎｎ」(ｎは数字)と書いた車がほとんど。どういう意味だろうと思って運転手に尋ねたら「電話番号だよ、ウチ(写真)だったら27を4回ってこと」なのだそうで思いがけない回答に驚いた。小ネタでした～♪

2015年5月21日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（５）

　火曜日と同じホテルで顧客の実務担当者も出席してミーティングのやり直し。さすが技術屋、当方の質問が通じたようで色々と分かってきた。その結果、我々の感覚がかなり当地のそれと違っていたことが判明。うーむどうやらこういうことらしいぞと出張者一同で首を捻った(うなだれた？)のだった。まぁある意味やりやすくなりましたけどね。

　少し早めに引き上げコペンハーゲン市内を15分だけ散策、デンマーク料理屋に入りひき肉ステーキに挑戦してみた。ハンバーグとの違いは玉葱が入っていないことくらい？グレービーソースが良い味だった。

2015年5月20日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（４）

　昨日でヤマは越えるかと思われたが我々の問いに対する回答は大半が保留で改めて打合せをすることとなり、今日はその準備。聞きたい内容と聞き方の再確認をして資料を手直し。

　ぼんやり見上げたオフィスの部屋の天井。リノベートされた古い建物だけあって各所に細かい造作がされているのに気付く。と言えば聞こえは良いが床は少し傾いている部屋があるし間取りは使いづらいし、明らかにオフィス向きではないのだけれど。

2015年5月19日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（３）

　昼前に某所ホテルに移動、顧客持ちのランチバフェを頂いたあと午後打合せ。我々の担当部分は主ではなく従の部分なためか詳しい人間が出席しておらず、仕切り直しとなる。それにしても日本では考えられないルーズさが各所で窺われ、日本のレベルの設計やドキュメント管理、運用監視などは逆にオーバークオリティと拒絶されないか心配に…。

　胃を休め財布を労るため、夕食は部屋に集まり持参したカップ麺と買ってきたビール＆スナックで済ませた(写真)と惨めな感じも漂うが三人だとパーティーっぽくて良いんじゃない？

2015年5月18日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（２）

　今回の宿はコペンハーゲン市内だが、メインの執務場所は２月と同じ場所で市内から30kmくらい離れている。当然通わなければならないので、ホテル自体は良いのだが朝晩各１時間近く移動に要するのが鬱陶しい。少なくとも日本人3人、場合によっては他の国からの出張者も一緒に「通勤」するのでタクシーとなってしまう。前回のホテルが満室で取れなかったのは良かったのか悪かったのか。

　オフィス前回とほぼ同じ顔ぶれ。まず今週の作業目標とスケジュールの確認。今日は顧客提供資料のアップデート版の内容確認と、我々の提案内容の再確認で終る。18時から全員参加の進捗会議があり初日で時間が延びたこともあり、上質なハンバーガーとフライドポテトが出た。デンマークの外食は極めて高くつくので有難い。それにしても、季節が良いと本当に仕事場なのか疑いたくなるロケーションであるなあ(写真)。

【映画】かもめ食堂

　出張の行きに乗る便がヘルシンキ行きだってんで、過去に入手していた本作をようやく観ることができた。2006年の作品なのでずいぶん暖めていたことになる(笑)。

　ヘルシンキの町で小さな食堂を始めた女性(小林聡美)のもとに、訳あってフィンランドにやってきた日本人女性(片桐はいり・もたいまさこ)が次々にやってくる。来る日も来る日も客の来ない「かもめ食堂」だが、小さなきっかけから次第に人が集まるように…

　うーん、こういう人間関係と言うか空気感は解りづらいです正直。女性特有のものかもしれない。逆に「イチかゼロか」みたいな割り切りがないのは素敵なことだとも思う。人間関係ってそんなデジタルなものじゃないよね。それと、こうした突拍子もない理由であっさりそれまでの生活から全く異なった環境に身を投じることって女性の方ができる気がする。耐性と言うか適応力と言うか、男はダメだねぇ。ともあれ、この映画は女性の方が観て楽しめるというか共感できるのではないでしょうか。

　予想通り、観ていて楽しかったのは作中に登場するヘルシンキの街並み。あのトラム乗った！あそこ歩いた！そうそう屋台はあんな感じ！その時の旅行記は[こちら]。降りて直ぐに乗り継がず、いったん街に出たくなった。

　2015年5月17日　JL413便(東京→ヘルシンキ)機中にて

2015年5月17日 【仕事】続・たぶん憂鬱な？コペンハーゲン出張（１）

今日からまた一週間、デンマークはコペンハーゲンに出張となった。２月の続きだが今回は「身内」だけでなく実際のお客様との打ち合わせもあり少々気が重い。

　連休明けで空いていると思った飛行機は混んでおり安いチケットはなく事前予約できる席も真ん中ばかり。最近のJALはアップグレードに期待できないので早々と空港に着きチェックイン、何とか通路側席を確保できた。JL413便(JA830J:787-8)でヘルシンキへ。離陸直後に30分眠ったが後は眠れず。

　9時間32分で到着。やはり非常口と違って足を投げ出せない席は辛かった…帰りはもっと長時間のフライト、まかり間違って通路側が取れなかったら体調崩すかもしれない。　

　ヘルシンキで同行者にショップの案内をしつつ乗り継ぎ便へ。イギリス以外は初めての彼には目的地と違う国で入国スタンプが押される「シェンゲン・スタイル」がなかなか理解できない模様。まぁ確かに。

　ラウンジは激混みだったが1時間ほどでガラガラになった。JL/AY667便(OH-LZC:A321)でコペンヘーゲンへ、前回と違ってまだ昼間。1時間16分で到着してみると雨…。ホテルはコペンハーゲン市内だが中央駅から歩くには少々距離があるのでタクる。部屋は上層階で眺めが良い(写真)。

　カリフォルニアからの日本人同僚も到着しており、雨も上がったのでホテル近くのレストランを聞いて食べに行ったが風が冷たかった。朝晩は6,7度まで冷え込む。

【本】吉田友和著 「旅はタイにはじまり、タイに終わる――東南アジアぐるっと5ヶ国」(幻冬舎文庫)

2015年5月16日 【バイク】箱根よ鎮まれ

　起きたら雨。むーん、雨は午後からと聞いていたが早まったか。おかげでブログの原稿書きができました。一気にブラジル編いっちゃおう！

　神奈川西部・箱根付近の火山活動が活発化し、GW直前に走った大涌谷への県道734号は通行規制がされたまま、大涌谷観光はできなくなり活動が長期化し十分な温泉パイプの維持管理ができなくなると、周辺の温泉街への給湯にも支障が出てきます。でも安全第一、観光業のために維持管理業者の社員さんに犠牲者が出るようなことにはならないで欲しいものです。

　箱根へ行った時お土産に買ったお菓子の中に、「第３新東京市」のシールが同梱されていました。HAKONEと入っているので、沈静化祈念でバイクのタンクに貼りました。規制解除になるか売却の日まで貼っておきましょう。ドライヤー無いので皺になっちゃった。痛バイク化が進んでしまいましたね…