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フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

新聞は北欧特集

2008-05-08 15:42:30 | フィンランド
連休中・5月5日付の朝日新聞は北欧特集。北欧4か国(フィンランド、スエーデン、ノルウェー、デンマーク)を取り上げていた。特に教育で注目のフィンランドに関わる記事が多い。

読んでいて感じたのは《これはいいとこどりの取材》。都会はアメリカナイズされ、友人たちの生活をみていると、そう甘くはない日常生活。フィンランドでは同世代の友人宅に泊まることが多いが、<すっきり生活>は物がないから。冷蔵庫をいっぱいにするのは、泊めていただくの私の役割。<本をよく読む。新聞は世界一>、ウーン、「生活費を切り詰めるために新聞をやめる」が真っ先にくる庶民たち。<女性の自立>、女性も働かないと生活できない低賃金は、高負担の税金から。女性の職場確保や保育所完備は、日本からみたら羨ましいが、女性が外で活躍することでバランスを失っている家庭も多い。また若い世代は「将来保障されるより、今遊びたい。もっとお金がほしい」と訴える。表向きはプチバブルのフィンランド、でも実は一部でお金が回っているだけの現状だそうで、「危険」と警告を発する人も多い。でも地方はちょっと違う。お世話になった家族の住む田舎はのんびり生活で、両親は優雅な毎日。高負担の現役世代と保障によりかかるリタイア世代の格差が、フィンランドの現実でもある。



フィンランドはこれから夏休みを迎える。法律で長期休暇が確保されているから、友人たちは田舎の別荘で白夜の夏を過ごす。なにもしない毎日、湖のほとりで日光浴し、サウナに入り、好きなときに食べて寝る。そんな日が懐かしい!


今夜の白夜のサウナで使うビヒタ(白樺の小枝)を集めるお父さんと。


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