Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

フィンランドの本、いろいろ

2007-04-13 18:58:07 | フィンランド
時間があると本屋さんへ。先日広い書店で1時間半ブラブラ、そんなときのほうが面白い本が見つかる。まるで私を待ってくれていたようにかしこまっていた本が2冊。どちらもフィンランドの本。

『フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育』 
橋本紀子著、明石書店




以前、同じ著者の『女性の自立と子どもの発達-北欧フィンランドに学ぶその両立への道』(群羊社・1982年)という本を読んだ。フィンランドの社会システムや女性、子育てについての本で、家族でフィンランドに滞在している間に経験したこと、感じたことがエッセイ的に書かれていた。ちょうど私の留学と同時期だったので、妙に納得しながら読んだことを覚えている。まだフィンランドがマイナーで、私も「地の果てに留学するの?」と言われた、フィンランド関係の本が全くなかった頃の貴重な本。

今回は研究報告書、1997年~2006年までの数回にわたる現地調査のまとめである。特にジェンダー平等教育、性教育に関する項目が多い。フィンランドのジェンダー平等教育の進展と世界一高い学力の関係が述べられているが、この学力を支えているのは女子の力とか(女子の方が頭がいい?)。友人のフィンランド人たちは「フィンランドは男とも女とも意識していない、個の人間」といつも言っているし私もそう感じているが、日本人の視点からみたら<ジェンダー平等のフィンランド>が強調されるのかもしれない。

『北欧フィンランドのかわいいモノたち』
菅野直子著、インターシフト




スーパーで家庭で街中で見かける日常小物の紹介。私も見覚えのあるものや手元にあるものがほとんど。大好きなフィンランドのものは、たとえキャンディーの包み紙でも捨てられない(本の栞になっている)。「これは知らない」は次回フィンランド行きのお楽しみとパラパラ見ながら楽しんでいる。でもこれで本になるのなら負けてないけど、と思った・・・。

そしてプレゼントされた本もフィンランド。
『フィンランド、とっておきの布探し』
ワニマガジン社




「一度フィンランドに行ってみたい」という友人から。今まで北欧の家具や小物というとスウェーデンやデンマークが多かったが、最近フィンランドとノルウェーも注目されるようになり嬉しいかぎり。私の本棚にもこんな本が増えてきた。