Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

フィンランドの伝統音楽

2006-11-02 21:58:25 | フィンランド
昨日は日本フィンランド協会の例会で <ペリマンニ音楽コンサート> が開催された。演奏は民族ヴァイオリン(フィドル)のミンナ・パディラ、フルート(笛一般)のクリスティーナ・イルモネン、カンテレのセンニ・エスケリネン。



前半は民族楽器の演奏。基本的にはヴァイオリンとカンテレの曲が多く、クリスティーナは古い時代のフルート(まるで水撒きホースつき)やサキソフォンの原型の縦笛(音はお豆腐やさん)を紹介してくれた。後半はミンナが俳句のイメージで作曲した曲や古いフィンランドの作品が多かった。



フィンランドでも聴く機会がないペリマンニ伝統音楽。もともとは辻音楽師や祝典の土着農民音楽団に由来し都市より田舎の方が発展していた。「面白い、楽しい」が率直な感想で、耳慣れたいわゆる西洋クラシックとも違う。曲はポルカやワルツなど民族衣装をつけて踊りたくなる曲も多かったが、概して素朴で単純、明るい音色だった。最近北欧音楽は静かなブームとのことで、特に民族音楽は興味を感じる人も多いようだ。それだけ情報が入手しやすいこともあるが、 <森と湖の国> は神秘的な憧れを醸し出す世界らしい。