死に至る飲み

2008-10-28 01:55:00 | 不毛
仕事先の後輩がバイトを辞めて就活するとのことで、送別会が行われた。


元々病み上がりだったこともあり、まあ二次会から参加しようかと悠長にブログを書いていたら、予想をはるかに超えて長くなり(それ自体はいつものことだけど)、結局飲み会に参加したのは10時半のことだった。


ちょっとばかし話して帰ろうかな~とか考えていたら、最初に出てきたのは大きめのグラスになみなみと注がれたストレートのウイスキー。イキナリデュエルデスカ?


まあそれを普通に一気する俺も俺だが、当初の計画はこの時点で失敗していたと言ってよい。とはいえ、さすがにこのまま学生のノリ(まあ俺以外はみな学生だったんだけど)で突っ走るのがヤバイことは経験的にわかっているので、飯をちょこちょこ腹に入れつつ適当に誤魔化す。


そんなことをやっていると誰が頼んだか冷酒が到来したが、本日の主賓が「先輩としてあるべき日本酒の飲み方を教えてください」とかのたまったので、鍋用の取り皿に限界までついで一気(学生時代は実際に時々やってた)。


ここで俺は主賓と話し、幹事をねぎらってとっとと帰ろうかなと思い彼らの間に移動したが、向かいのヤツが飲みの早慶戦を始めるとか言い出し、結局さっきのと同じストレートウイスキーを一気、芋焼酎のストレートをグラスで一気×2をやるハメになった。いや、それはウソだな。俺は拒否ることができたにもかかわらず、その挑戦に乗ったのだ。まあ主賓と俺が同じ大学という事情もあり、俺に敵前逃亡の選択肢は実質なかったわけだけど。


後はまあ予想がつくとは思うが…とりあえず挑戦してきたヤツは肩を貸してもらいつつ帰っていった。彼が仕掛けた挑戦は、主賓と同じく就活を始める大学生として最後のバカ騒ぎをしようという意図、あるいは不安に基づいたものであったか、はたまた単にバカなのか…それは今度行われるという彼の送別会の時明らかになるだろう。


さて俺はと言うと、山手線内部で加速度的にと死へ近づいていったが、賢明にも新宿駅で途中下車し、トイレで死体となった。今なら…猫の気持ちが……少しだけワカル。このままトイレで朝を迎えることは、今思えば十分ありえたが、終電を呼びかける福音が俺を死の淵から蘇らせ、かろうじて乗り込むことに成功した。


あとは、池袋に到着⇒乗り場で待たずに丸井の前でタクシーをつかまえる⇒駅前でチャリ回収⇒帰宅と自分でも驚くくらいの帰巣本能を発揮し、何とか家にたどりつき、そして完全に記憶が飛んだ。だがそれは、新たな地獄の幕開けに過ぎなかった…
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