「ひぐらしのなく頃に」の移植について

2005-09-27 21:11:48 | ひぐらし
今さらですが、人気同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」がアニメ化・コンシューマー化されるそうです。狂気の演出や一人称の限界をうまく利用した推理モノであるだけに、どう移植していくのか見ものです。アニメの場合殺人・拷問シーンをどこまで表現していくのか、できるのか。狂気をどの程度まで組み込めるのか期待してもいるし、不安でもあります。凄みの全く消えたアニメ版月姫の二の舞だけは避けて欲しいところです。
 
 コンシューマー化について言えば、「選択肢が無い」という特殊なシステムをどう変えていくのでしょう?ひぐらしの場合、必然性があってそういったシステムになっているので、作品の根底に関わる部分と言えます。「1~を信じる、2~を信じない」と出て、1を選ぶだけで救われる話になったりすると今まで必死に破滅の原因を考え、議論してきた立場としては微妙な気分です。
とは言え、アニメでは絶対に魅力を伝えきれないだろうと思っていた「君が望む永遠」が、二つの視点による描写によって、原作を補えるほどの出来になったという例もあります。「皆殺し編」を待ちつつ移植についても淡い期待をすることにしましょうか…

※画像と文章の一部の著作権は7th Expansionに属します

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