Kanosoの世界へ

2006-09-02 16:20:15 | 不毛
「既知街」に触れたついでに、Kanosoのことも書いておこう。
原作Kanonに対する俺の評価は過去ログ「Kanonを斬る」を見てもらえばわかるが、そんなKanonをアグレッシブに、そしてシュールに改造したのがKanosoである。


アグレッシブというのは、ネタがバキ、ジョジョ、北斗の拳などに偏っていることを指す。個人的に一番お気に入りのネタは、無口な舞にYes,Noを答えさせるときのやつ。原作だと「はちみつくまさん」(Yes)「ぽんぽこたぬきさん」(No)と言わせ、無口なキャラとのギャップで萌えというか可愛らしさを出すというネタなのだが、Kanosoでは
「アントニオ猪狩」(Yes)「マウント斗場」(No)
と言わせるネタになっている。このネタそのものも破壊力抜群だが、言わせて無邪気に喜ぶネ右一(「ねういち」と読む。原作主人公「祐一」の崩し字w)と冷静に突っ込むクラーク・さゆりんの追い打ち攻撃もなかなかいい具合である。


次にシュールネタ。Kanoso64の冒頭では、ネ右一が名雪を待つシーンから始まる。つまり原作と同じわけだが、ネ右一は
雪の降りしきる中、それを遮るものもなしに3時間ベンチで待たされる。
その挙句、遅れてきた名雪はネ右一に「待った?」と聞き「ああ、三時間な」と答えれば「うわ、びっくり」とのたまう。さらにネ右一への差し入れは知る人ぞ知るメッコール(画像参照)。もう冒頭からお腹一杯ですがなw


とこんな感じのノリで進んでいく。しかも、選択肢を一つ間違えれば即死という恐るべきゲームでもある。kanoso64ではさらに命のロウソクつきがついており、これがゼロになっても死ぬというシステム。いったい何のゲームやねんコレwともあれ、原作を知らなくてもシュールor格闘ネタが好きな人は十分楽しめるゲームだと思う。今度中古で探してみてはいかが?


※ちなみにメッコールとは大韓民国が生んだ麦サイダーである。その微妙にズレた味が人によってはツボだとか何とか。少なくとも一般受けする飲み物ではない。

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