古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会1 1月例会 2020-11-20

2020-11-20 14:51:51 | 鶴亀句会

会日時   2020-11-20  10時

句会場        パレア9F 鶴屋東館

出席人数   10 

指導者   山澄陽子 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  立冬

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   12月18日(金)10時パレア9F  兼題 木枯・凩

山澄陽子選

掃き寄する音の大きく冬に入る    岩城小夜子
散紅葉今朝も掃きゐる駅舎かな      〃

立冬や不知火の海静かなり       山内良一
冬浅しぎんなんの実のをちこちに     〃

平家村鎮めて深き紅葉谷       澤田安月子
立冬や老舗の蔵の大吟醸         〃

初時雨老けたる友と出会ひけり    佐藤武敬
掃く人に挨拶しつつ散る落葉       〃

暮れなずむ道の灯りの石蕗の花    木村純子
立冬や天守を守る武者返し        〃

白い花近寄り見れば冬の蝶      小山和作
コスモスの花波にゆれ阿蘇五岳      〃

立冬の干潟彩る海苔の榾       中川 久
朝靄に水鳥群るる江津湖畔        〃

身構へる猫の目先に寒雀       小林優子
癌の友作りしマスク冬うらら       〃

立冬やセーラー服の紺深し      平川礁舎
坪庭の歯朶の綠や今朝の冬        〃

選者の句
鎮魂の歌と聞きをり初時雨      山澄陽子
冬立つや心新たにペンを執る       〃
盛りてもどこかさびしき石蕗の花     〃
菊作り現世(うつしよ)遠くしてをりぬ    〃
立冬や凜凜と立つ常緑樹          〃