水産北海道ブログ

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2017年12月号が出ました!師走 今年のモノ捨て来年のコト考えよう

2017-12-10 09:52:29 | 月刊水産北海道

とうとう12月。あっという間に2017年も過ぎ去ろうとしています。

北海道の水産業界は、たいへん難しい転換期に直面し、スピード感のある改革が必要なようです。

12月号は「師走 今年のモノ捨て来年のコト考えよう」

「資源と経営を守るための政策・予算の実現を」

という気持ちでつくりました。

主な内容は、

「29年度補正・30年度当初予算

成長産業化に必要な事業費の確保をめざせ」

特集1 北日本漁業経済学会が函館でシンポ

特集2 2017秋サケ来遊状況

特集3 全道「JF共済」専務参事協議会

特集4 森漁協が待望の施設落成の記念式典

という感じです。

北海道沿岸の定置網で獲れる秋サケは11月30日現在で、約1,570万尾、558億円

となっています。単価は1尾3,553円。これって平均で㎏1,000円以上ですよ。

かつてない不漁は、魚価の高騰を呼び、結果として「効率的な操業体制」が実現したでしょうか?

全道総体のデータを統計的に眺めれば、そう言えるかもしれませんが、地域格差は一層進み、

えりも以東や、根室の海区では経営が成り立たない定置網が出ています。

栽培魚種の資源の回復対策もはや待った無し。そして秋サケの単価をみれば、海洋環境に左右されない

陸上養殖(例えばサケの「循環ろ過式養殖」)が北海道でも可能性を帯びてきそうな雰囲気です。

 


2017年12月8日(金)発行/北海道漁協系統通信6269号

2017-12-10 09:50:36 | 系統通信

石狩湾系ニシン(1~3月)の漁況予報
主な漁獲対象4年魚以上が2009年後以降の高い水準

秋サケ漁獲速報(11月30日現在)
1,571万尾(33%減)・558億円(11%増)

道南太平洋スケソウ刺し網
11月の漁獲が失速、累計で1万㌧にとどまる

日ロ地先沖合漁業交渉が妥結
前年並みの漁獲枠6万5千㌧、協力費約7億5千万円

道議会北方領土問題対策特別委員会
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根室で人気の「おさかな料理教室」札幌でも

シンガポールで北海道プレミアム食材商談会
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平成29年度海獣被害対策功労者表彰
俵静夫氏、石狩湾漁協、小林万里氏に知事感謝状贈呈