犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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初心捨てるよ

2017年02月11日 | なりもの

アニメや戦隊ものの主題歌を、
細かいところだけ細かいコスプレで、
トロンボーンを吹きながら歌う。
その中途半端さが切なさを催す。

https://www.youtube.com/watch?v=NkQSWDawidc&list=PLuRl47Kuk1MushUdDA8iW_O30WNQS3x9J


ということをシリーズでやろうとしているのに、最近はアップが滞っている。
ネタは何本も準備してある。
が、順番として最初にやろうとしている曲が、なかなかできないので詰まっている。

「ベルサイユのばら」のオープニング曲「薔薇は美しく散る」のイントロが吹けない。
弦楽器が十六分音符で駆け上がる、あのフレーズが吹けない。
部分部分は吹けるのだが、集中力が続かないのだ。
練習を積んで惜しいところまで行っては挫ける、ということをこの3年繰り返してきた。

ついでに、オスカルになりきろうと思って、髪を伸ばした。
私の髪は適当にウェーブがかかっているから、
直毛おかっぱのマグマ大使になりきった時よりも、雰囲気が出るかもしれない。

ところが、以前ほど髪が伸びない。
20歳の頃や30歳の頃に、伸びるだけ伸ばしたことがある。
背中に手を回すと指先が触れるくらいは伸びた。
それが、今はそこまで伸びない。
毛根に根性が無いのか、そこまで伸びる前に抜けてしまう。

惜しいところまで行くので、惜しくて諦められない。
しかし、自分が長い髪でいることが好きではない。
ついでに、「薔薇は美しく散る」の曲が好きではない。
いまひとつ、ネタに熱心になれない。

この曲をやろうと決めた時に、図書館で借りて『ベルサイユのばら』を全巻通読した。
男の子が欲しかった親の都合で男として育てられ軍人となったが
自分は女性なのにという気持ちをいつも持っていたオスカルは
最後ついに愛する男性と結ばれて女性としての喜びを得る。

ってなんじゃこりゃーー!

女性の体だけど自覚は女性ではなくとは言え男になりたいわけではない
けど女性の体には違和感がある中途半端FTXの私には、
オスカルに共感する隙が一分も無い。
これっぱかしも無い。
ナメクジもゴキブリも冷たい風も通れないほど入る隙が無い。
機密性が高いぜオスカル。いや私のほうか。

演奏が完成するまでは髪を切るまい、と決心していたが、
気に入らないネタのために自分らしくない様子で過ごすことが
3年にもわたると、精神衛生上よろしくない。

やーめたっとー。

というわけで、髪を切った。

二十歳頃から、髪は自分で切っている。
今回切ってみて、長く伸ばしていたという気持ちのわりには、
切った髪の分量が少ないことに驚いた。
こりゃダメだわ。
オスカルをやったらその後にデビルマンを地毛で、それから
赤胴鈴之助、大江戸捜査網、暴れん坊将軍などやるつもりでいたが、
ちょんまげなんか結っても、将軍様レベルの立派なものにはならなかっただろう。

他の方法を考えて前進しよう。
そのほうが健全だ。


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