犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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透かしブロックを買う

2021年06月01日 | 毎月馬鹿
友人Vの亡父君が未使用のまま遺していったコンクリートブロックを数えたら、
300個も有った。
私が陶芸用の窯を入手するとして、それを置くための小屋を作るために
充分な個数である。
いったいV父は何を作ろうとしていたのだろう。

当初は、コンクリートブロックを腰くらいの高さまで積んで、
その上は木材で作るつもりでいた。
しかし、ブロックがたくさん有るので、壁面は全部ブロックで作れる。

換気口を開けねばならない。
また、管を何本か通す必要も有る。
換気用の窓は、コンクリートブロックまるまる一個を抜いて積んで
作るので良いだろう。
しかし、管を通す穴のほうはどうするか。
ブロックに穴をあけて通すか。
それとも、ブロック一個を抜いて積み、管を通してから
隙間をすべてモルタルで埋めるか。

いや待てよ。
穴あきのブロックが有るではないか。
なんと呼ぶのか知らないが、伝統の松の模様みたいなブロックはよく見る。

よく見る?
そう言えば、ブロック塀というもの自体、最近はずいぶん減ったような気がする。
他の素材の塀ができたんだっけか。
ブロック塀の上にモルタル吹き付けをすることがフツウになったのだろうか。
いやそれは以前から有るか。
あるいは、大地震の後、ブロック塀は危険だということになったのだろうか。

最後のが正解なのではないか。
どうも、近年の家は、高い塀に囲まれていないように思う。
コンクリートブロックはせいぜい4段くらいで、
その上は軽金属の柵になっている、というのが多い。
家を塀で囲むよりは見通し良くして、
防犯用の砂利を敷いたりしているようだ。



調べてみると、
1978年の宮城県沖地震の時、コンクリートブロック倒壊による死亡が多かったため、
高さの上限が3mから2.2mになったという。

コンクリートブロックの面が見えないようにペイントされていたりすると
ブロック塀だということが分かりにくく、危険が増すということも言われている。



近所にたいへん厳格な修道院が有る。
外界との関わりを一切絶って修道生活を営む宗派らしい。
修道院の周りは高い高いブロック塀で囲われていた。
目がチカチカしながら数えたら、22段有った。
コンクリートブロックは一段20㎝だから、4メートル以上の塀だったわけだ。

そのブロック塀も、15年くらい前に低く作り直された。
塀が低くなっても、修道院の神秘性はあまり変わらない。



模様の穴が空いているブロックは透かしブロックというのだと知った。
けっこう色々な種類が有る。
市内の建材屋に買いに行った。
デザインを見ていたら楽しくなって、ついつい色々買ってしまった。
積んで写真を撮ってみた。

松みたいな模様、と言ったのは、やはり「松型」だった。
他に「井型」「Y型」。
今回は買わなかったが、「ひょうたん型」「手裏剣型」などが有る。
「ダイヤ型」はよく見る気がする。

その他、壁の端に使う半分サイズのものも買った。



こんなん買っちゃったー
と友人Vに写メしたら、
「実家に有る分で足りないの?」と言われてしまった。
足りるけどー
ちょっと楽しかったもんですからー
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