[あらすじ] 台風の中、公開初日に見に行って、トークショーも見られた。 https://seibetsu-movie.com/ 映画の予告編が公開された時、わくわくして動画を見た。 理由は知らないが、予告編には2種類有った。 予告編の中で、新井祥が語る。 映画のインタビューが有ってから、パートナーであるこうくんと もう二度と会わないというレベルの喧嘩をしたのだ、と。 そわそわした。 なぜそう . . . 本文を読む
[あらすじ] 28日、台風の接近する中、映画『性別が、ない!」の公開初日トークショーに行ってきた。
昨日、うさきこうさんのことを新井祥さんのアシスタントと書いたが、
今は漫画家デビューしてアシスタントはしていないようで、
「パートナー」と書くべきだった。
新井は最新刊の『学校では教えてくれないセクマイの話』の中で
照れながら紹介している。
さて
映画の終盤に、そこまでは無かった監督の質問の声 . . . 本文を読む
出口から遠い席だったにもかかわらず、人の流れに乗って動いていたら、
3人目くらいに物販の場所に流れ着いた。
既に持っている『ぼくのほんとうの話』をもう一冊買って、私は
一番にこうくんの前に進み出た。
台風で豪雨の予報だった。
留守の間、家の雨漏りがひどくなるかもしれない。
夕方のヘルパーさんが来られなくなるかもしれない。
電車が止まるかもしれない。道路が冠水するかもしれない。
迷った挙句に車で渋 . . . 本文を読む
私は詰まらない人間です。
中学1年の終わりに牡蠣に中って以来、下痢しやすくなった。
それまではおなかぱんぱんに食べてもちっとも壊さなかったのに。
牡蠣はもちろん怖くて食べられない、牛乳も飲めなくなったし、
食べ過ぎには注意するようになったし、生理の時には必ずひどい下痢になるようになった。
そのかわりと言ってはナンだが、便秘はしない。
毎朝、起きて30分もすると排便おはようございます。
私はつまらな . . . 本文を読む
友人の親御さんと話していて、"いづれ娘に面倒を見てもらう"というような表現が出てきた。
自分の子が世話をしてくれる、それは当然のこと、という感じに聞こえた。
私の母は、20年くらい前には、"年を取ったら施設で生活する"と言っていた。
友人が老人マンションで仕事をしていたことも有って、そういった施設も
考慮していたようだ。
からりと翻って、家にいる。とても家にいることにこだわっている。
25年く . . . 本文を読む
電車に乗るというのに、本を持って来るのを忘れたことに、
駅にあまり近くない駐輪場に着いてから気付いた。
家まで引き返す時間は無い。
電車の中の時間は長い。
何か、買って行くか。
※
友人Vが言う。
「どうせひと休みと言ってスマホゲームでもするくらいなら、
スドク?パズルのほうが頭の体操になると思って、アプリを入れて始めてみた。」
おお、スウドク、数独、数字は独身に限る、だね。
私がパズル誌ニ . . . 本文を読む
[あらすじ] 庭のクヌギの根方がむしむしランドになっている。 毎日夜更けに汗びっしょりで目が覚める。 そしてしばらくは眠れない。 明け方の涼しい時間にやっと眠る。 しかし5時を過ぎたらもう横なぐりの陽射しだ。 犬も散歩の帰り道は足取りが重い。 梅雨明けが早かったので、すでに気分は八月十日頃のようだ。 気分のもとは体の感覚だ。 八月初旬には、秋が兆す。 明け方の空気とか、夕方の風とかに、ちらり . . . 本文を読む
子どもの頃から、信仰に疑問が有った。
亡父の前妻がキリスト教徒だったことからか、
クリスマスとイースターくらいは教会に行く習慣が有る家庭だった。
そのうち、母が熱心に通うようになり、洗礼を受けた。
私も教会学校に通わされ、誘われるままに洗礼を受けた。
11歳くらいならちゃんと自分で考えられたでしょう、と言われたことがあるが、
そこんとこあんまり賢い子どもではなかった。
環境の中で流れるままに。
. . . 本文を読む
「裏の畑のパセリにアゲハの幼虫がいて!
どんどん大きくなって、もうパセリが丸裸になったんで、
スーパー行ったらパセリ無くってイタリアンパセリが有って、
セリ科なら食べるらしいんで買ったら食べて、
だから今からまたパセリを買いに行くんです!」
楽しいだろ。
自慢だが、私は蛹が割れる瞬間の音を聞いたことがあるんだぜ。
「ぽ」
もうそろそろ羽化だ、と当たりを付けて、枕元に虫籠を置いていた。
夜10 . . . 本文を読む
[あらすじ] 陽射しを少なく、木陰を多くするために、この数年で庭木を増やした。
おかげで、縁側の物干しで洗濯物が乾きにくくなってしまった。
その縁側で朝、洗濯物を干している時のこと。
何か、物音がする。
枯れ葉に水滴が落ちるような音だ。
しかし、水滴ではないようだ。
水滴だと、音のアタックがもう少し潔いはずだ。
何だろう、何か、落ち葉をかすかに動かす何か。
洗濯物を干し終えて、物音の方へ目 . . . 本文を読む
深大寺の盆踊りは、7月23日(月),24日(火)。
湧き水に囲まれた深沙大王堂前の広場は涼しい。
ちょうどこの二日間の予想最高気温はここ数日の中でも高い。
深大寺の湧き水は、昼間の酷暑に勝てるだろうか。
深大寺盆踊りのポスターを、毎年楽しみにしている。
そこらじゅうの蕎麦屋の店先に貼ってある。
ポスターカラーを使いこなして、一枚一枚違った絵が描いてあり、
絵の周りにこれも手書きの文字で情報が . . . 本文を読む
青森へ向かう車の中で、ラジオを聴いていた。
川口の料金所の数メートル手前で時報が鳴った。
ラジオ深夜便、4時からのゲストは南杏子さんだった。
夫の転勤に伴ってイギリスに渡り、出産。
子育てする中で、言語の問題で医師とうまくコミュニケーションが取れない。
そこで独自に医学を勉強した。
帰国後、医学部に学士入学できることを知り、33歳で入学。
大学病院などの勤務を経て、終末期医療に携わるようになる。 . . . 本文を読む
この数年で、庭木を増やした。
母の好みだか父の好みだか、子どもだった私には分からなかったが、
庭は花壇が多かった。
とても明るい庭だった。
雑草が生えているのを、父が一気に取る。
すると、暑い。
草が無いと暑いのが分かる。
私は、暑い庭が嫌いだった。
このところの夏の暑さは、40年前と違うように感じる。
子どもの頃は、とても暑い日といえば、32℃というのが目安だった。
今は35℃くらいか。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 国立博物館に「縄文 1万年の美の鼓動」を見に行ったよ。 https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/385c589b734459a86e4bdeea0be3211d 美術展に行くと、ミュージアムショップに寄るのもひとつの楽しみになりつつある。 と言うのも、私は手拭いが好きなのだ。 Xジェンダーを自認して男女二元論は問題だなんて言っているが、 文化以前の性 . . . 本文を読む
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病。
家での暮らしで「自由」を感じている様子。
一方、私は自宅で自由にできていないと感じている。
認知に問題は無い、とされる。
知的レベルは高い。
だから、母の言葉を
ヘルパーさんは信用してしまう。
それで、薬の飲み方を間違ったことも有った。
会話はしっかりとできて、「分かった。」となるのだが、
後で同じ事に出くわした時には、どういうことだったか分からなく . . . 本文を読む