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good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「潜水服は蝶の夢を見る」

2009-02-03 20:03:37 | 映画
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック 、マリー=ジョゼ・クローズ、 マックス・フォン・シドー他
原題: LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON/THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY
製作年:2007年
製作国:フランス=アメリカ
上映時間:112分
評価:★★★★
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脳梗塞で全身が麻痺し、閉じ込め症候群(ロックトイン・シンドローム)になってしまった
元フランス版ELLE編集長が、唯一動かせる左目の瞬きで意思疎通を図り、つづった自伝小説を
映画化したもの。
昨日見ました。

タイトルが絶妙。
蝶の羽ばたきのようにひそやかな瞬きで言葉を紡ぎ、潜水服(麻痺した体)から抜け出して、
蝶のように飛び回る。

冒頭のもどかしさが怖くて、悪夢だと思った。
ちゃんと意思があるのに、それが伝えられない状態は悪夢…。

家族愛が良かったなぁ。
主人公は、父親なのに、子どもの髪をなでたり、うなじに触れたり、
小さな体を抱きしめることもできないことを悲しみながら、
でも姿を見られるだけで幸せだ、笑い声を聞くだけで、すばらしい1日だ、と述べる。
父親からの電話のシーンでは泣けて泣けて仕方なかった。
親は子どもを心底慈しんでいて、自分も親にとってそういう存在なのかと思うと、
不思議な、幸せな気分になる。

マチュー・アマルリックは、やっぱり目が特徴的ですね。
作中に、赤ちゃんのころや子どものころの写真が出て来て、
あれはアマルリックの写真だと思うんだけど、
赤ちゃんのときから目が変わってなくて、笑ってしまった。
別人の写真だったら、逆に驚く。

英語の響きが心地よくて好きですが、フランス語の響きも良かった。

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