天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

485系 しらさぎ

2018-11-05 | 車両【国鉄・JR】
1991年、七尾線和倉温泉駅までの電化と同時に誕生した「スーパー雷鳥」増結編成のクモハ485系200番台。
やがて、1997年に七尾線直通運用を681系が占めると、半数が「しらさぎ」系統に移籍します。そして、まさかの国鉄色を纏った姿に誰もが驚きました。
しかも、これがまた似合っていてカッコいいのです。フロントマスクを拝む機会はそんなにありませんでしたが、サンダーバードの乗務を終えて(確か4045Мだったと思います)夜の富山駅に降り立ちますと、向かいのホームで分割作業をしているのに何度か出くわしました。そこでフロントマスクを見ては、カッコいいなーと思っていたものです。



また、国鉄色10両編成というのも、見ていて迫力あのあるものでした。当時、向日町の車は9両編成で、増結時に11両編成となることはありましたが、それほど出現頻度は高くなく、国鉄色で統一されていて、かつ車両のバリエーションが豊富なこの編成は魅力的です。サロもキノコ型クーラーですものね。
しかし、2001年には、いわゆる「アオサギ」色、しらさぎ色に変更されてしまいましたので、国鉄色での活躍期間はそう長くはありませんでした。
クモハ485-200はトミックスから「スーパー雷鳥色」が発売され、183系となった「福知山色」、「しらさぎ色」と発売されてきましたが、いよいよ待望の国鉄色発売となりました。



国鉄色のクモハ485-200が注目される製品ですが、クハ489-300のボディ、クハ489-700のボディと床下は新規製作なんだそうです。トイレ窓の埋め込みは「雷鳥」シリーズで既に製品化されていますので、何がどう違うのかよくわからないのですが、助士席側の側面にある機器搬入口のことかもしれません。この金型を作ったということは、いずれ「電気釜」の「白山色」489系が出るのではないかと、俄然期待してしまいます。

キャスコの10両用ウレタンに移し替え、ペンギンモデルの号車札、特急用サボを貼り付けます。基本編成前方から1号車、付属編成クハが10号車で、6・7・8号車が自由席です。客用ドア付近のサボは、雑誌やネットの画像から青地の「自由席」にしましたが、禁煙車のサボがどんなだったかはわかりませんでした。行先サボはジオマトの「しらさぎ・富山」を貼り付けました。トミックスHG485系にジオマトのサボはピッタリと収まってくれて嬉しいです。
クーラーやドア周りに墨入れをして、一先ず完成としました。



ひと箱で300番台、200番台、クモハ200と3種類の顔が楽しめるのも面白いですし、初期型のサロで屋根のバリエーションも豊富なのも楽しいです。
親しみのあるはずの北陸線特急ですが、あれこれ買い集めてはいるものの、きちんとした編成で整備したのは久しぶりです。これからもどんどん整備して、百花繚乱の北陸特急群を楽しみたいものです。