*sprout* 毎日の暮らしの中で・・・。

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母の誕生日に

2011-10-11 15:41:07 | 日々のノート

昨日は実家の母の誕生日だった。忘れていたわけではなかったが同じ日に地区の運動会に出ることになっていたのでそちらの方にばかり気を取られてて特に意識することもない1日になるところだった。

運動会やその後の懇親会も終わり携帯を見ると姉から電話があったことに気づいた。午前中にくれたのに夕方の6時ごろ掛け直したので悪かったね~というと『大したことじゃないんだけど』といいつつ電話した理由を話し出した。

母は今年69歳になった。誕生日とは気づいてもいくつになったか考えもしなくて言われて『あぁそうか』と思いながらもうそんな年なのか・・・とあらためて思った。たまたまテレビを見ていて箱根のいい温泉宿を紹介していたので近いうち母を旅行に連れて行かないかという話だった。来年は古希なのだ。

69歳って数字だけ見ると年寄のような気がするけれど、平日はほとんど短大の聴講生として学校に行っていたり、65歳以上の人対象の趣味や勉強を学ぶ『勧学院』の院生もしている。最近では自彊術みたいなこととか合唱サークルにも入ってて、都心にも時々行っている69歳だ。子供としては親はいるのが当たり前で年を取ったともあまり思わず、いつまでも元気でいるような気がしてしまうもの。ましてや結婚して一緒に住んでない私は元気な親しか見ていなかったかもしれない。母も具合が悪いときをわざわざ見せないだろうし。

そしてこんな提案をしてきた姉と母は似た者同士なのかその逆なのか一緒に住んでいたころは喧嘩ばかりだった。近すぎたのが原因だったのかもしれないがよく喧嘩していた。でも母が入院した時一番心配していたのは姉だ。私ではない。去年姉の家族は実家を出たが、職場が実家に近いためお昼休みには毎日行っている。最初はお弁当を作る手間を省きたくて行っているのかと思ったらある日『入院した後、一度具合が悪くて苦しんでいたことがあって、その時は何ともなく済んだけどそれからは心配だから寄るようにしている』と言った。

私が実家に行く時って息抜きとかちょっと用事があってとか話したいことあってとか自分の都合で行くだけで健康状態が心配でって思うことはあまりない。でもそれって元気な姿しか知らないからなんだなと思った。今元気でもそれがずっと続くとは限らない。親孝行してあげるならいつまでも甘えてたらダメなんだよね。

あんなに喧嘩ばかりしていた姉がそんな風に母のことを考えていたのが意外で、でも母と別に暮らしても『親の面倒は私が見るから』と私には言っていたことを思い出しじーんときてしまった。3人で泊まったのは私の結婚式前夜に河口湖に行って以来だなぁ。伊豆か箱根あたりがいいかもねと話したので今から良さそうなところを探しておこうねと言った。

木曜日に実家に行く予定なので誕生日プレゼントに何か持っていこうかなと思ってます。