ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

残念な結果

2020-11-02 09:21:30 | 日記・エッセイ・コラム
今度こそはと思っていた。
大坂維新の都構想である。
前回は惜しいところで否決された。
どうも年寄りに嫌われたようだ。
今回はその点も含めて、それなりに説明されてきた。
なので余裕をもって通るだろうと。
それが前回同様の結果となった。
これからどうするのか。
少なくとも、
所謂二重行政や利権構造の改革は待ったなしだ。
反対派の行動が問われるだろう。
・・・・・
私はずっと都構想を支持してきた。
でも最近は少し距離を置いていた。
投票権のない部外者だから、それほど意味はないのだが。
さりながら、
大坂の在り方は関西に大きな影響を及ぼすし、
ひいては日本にも及ぼす。
だから大いに関心を持っていた。
ところで少し距離を置いた理由ですが、
以下の通りです。
基本的には賛成なのだが、
IR誘致には疑問を持っている、
それに中華街の建設にも、
それに観光政策的にも。
日本は江戸文化が象徴してるように、
庶民が中心である。
基本的には庶民文化なのだ。
曰く、
歌舞伎などの演芸、浮世絵、人情噺や瓦版などの読物、
寿司などの食べ物、等々。
江戸は町人文化とか、大阪は商人文化とか言われるが、
要するに庶民(大衆)の文化なのである。
普通の人の生き方の総体としてあるのだ。
天皇陛下は特別だが、殿様は平民の頂点でしかない。
だからIR誘致も観光政策にも疑問がある。
典型的だが、
ヨーロッパは貴族文化であり庶民とは一線を引く。
所謂階級社会であり、セレブと庶民は共生しない。
私はそういうのは性に合わない。
なのに、
金持ちを呼び込んでお金を落としてもらおうとか、
為に主としてセレブ(金持ち)を呼ぼうとか、
セレブをもてなそうとか。
それは日本文化ではない。
それにである。
日本の魅力は庶民もセレブも同じ立場で居られるところ。
特別が魅力ではなくて、
普通が魅力なのである。
そういう生き方を大事にする。
そういう生き方の根底にある思い、
それを日本人の魂というなら、
それを守るのが政治である。
ここで維新は下手をこいた。
目的と手段を曖昧にしたのだ。
ただ一方的に手段だけを追い求めた。
負けたのはそのせいである。
・・・・・
その典型が靖国問題である。
日本人の根幹に関わっているのだ。
日本の中にも良しとしない人がいるにしても、
それは日本人の問題である。
外国にとやかく言われる筋合いはない。
維新はこのことに直接言及はしていないが、
そこが疑問であった。
それにこれは確認していないが、
大坂に中華街を造るとか。
日本人の魂には中華思想は合わない。
水と油である。
それを思えば余りに無防備。
さらに中国と親密すぎる公明党と手を組んだ。
政治的事情だろうが。
それに期間中にその代表に演説を求めた。
もうすっかり興ざめである。
あえて暴言をいう。
てめえら何さらしてるんじゃ。
二階も三階もねえ。
橋の上も下もねえ。
ええ加減にさらせ。
てか。
嗚呼言っちゃった。
御免なさい。
最後に一つ、
これは刃に切られたのだ、
今吹いている大きな風、
「鬼滅の刃」にです。

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