ふだんの日記をmixiに移してから、すっかり更新が途絶えてしまった。
まぁ時間があれば旅のレポートを中心に書いていくつもりなので、気長におつきあいください。
・・・・・・・・・・・
だいぶ前のことになるけど、9月14日に少林と北山の峠を攻めた。
なぜ二人だけになったかといえば、この時期はほとんどの現役生が帰省中で、そのほかいろんな事情が重なってしまったのだ。
その日はおだやかな秋晴れで、絶好のサイクリング日和。
男二人だけなので多少無茶な冒険ができると思い、未踏のシングルトラックである薬師峠をめざすことにした。
鴨川の源流、雲ヶ畑川ぞいをのんびり走り、持越峠への分岐を曲がらず洛雲荘へ。
洛雲荘は雲ヶ畑岩屋川と祖父谷川との出合いになっている。
ここを雲ヶ畑岩屋川のほうへ左折。
急に傾斜がきつくなる。
しばらく上ると岩屋不動(志明院)の山門が現れる。
画像では見えにくいけど、右手の看板の近くから登山道が延びている。
二回生のときに薬師峠に挑戦しようとしたけど、その時は上り口が分からず志明院に参拝して帰った。
志明院は修験道の修行場らしく、たしかになんとなく「聖域」という雰囲気があった。
峠道はしばらくこんな感じ。
うっそうとした杉林のなか、ランドナーを押したり担いだりして進んでいく。
途中、増水で峠道が流されていたため沢を渡ったり、大きな岩に阻まれて二人でチャリンコリレーをしたりとちょっとした難所もあった。
沢沿いの道(「道」と呼べるほど立派なものではない)をのぼっていくと、ブナ科と思われる照葉樹林に出た。
このあたりはなだらかだ。
しかも、一帯に木漏れ日があふれていてなんともすがすがしい。
八丁平を連想した。
志明院の上り口から45分で峠に到着。
ぼくはまだまだ北山について熟知しているとは言えない。
とは言え、これまでいくつか見てきた北山の峠の印象から、この峠はその典型なんじゃないかな、と思った。
六地蔵もあるし、名前の由来となったであろう小さな薬師如来の石仏も、ちょこんと鎮座していた。
彼らはこの地で何十年何百年と、旅人たちを見守ってきたにちがいない。
また、ようやく峠に着いた旅人たちも、ホッと一息つきながら石仏たちにこれからの道中の安全を祈ったのだろう。
そんな往年のすがたを連想させてくれる、古態をよく残した峠だ。
森林浴という観点から見ても良い。
ぜひ多くの人に訪れてもらいたいところだけれど、担ぎが嫌いな人にはおススメできない…
下りはかなりの乗車率。
ただ、傾斜がきついので要注意。
下りきると大森のキャンプ場に出る。
↑大森側上り口。右手の橋の奥から出てきた。
次に我々は、北山三大シングルトラックの一つ、茶呑峠をめざすことに。
(茶呑峠編に続く…)
>おしょうさん
ぼくのときはきれいに晴れてくれて幸いでした。
野間峠からはあまり展望は無かったのですが、林道のあちこちからハチ北を眺めることができましたよ。
まぁ時間があれば旅のレポートを中心に書いていくつもりなので、気長におつきあいください。
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だいぶ前のことになるけど、9月14日に少林と北山の峠を攻めた。
なぜ二人だけになったかといえば、この時期はほとんどの現役生が帰省中で、そのほかいろんな事情が重なってしまったのだ。
その日はおだやかな秋晴れで、絶好のサイクリング日和。
男二人だけなので多少無茶な冒険ができると思い、未踏のシングルトラックである薬師峠をめざすことにした。
鴨川の源流、雲ヶ畑川ぞいをのんびり走り、持越峠への分岐を曲がらず洛雲荘へ。
洛雲荘は雲ヶ畑岩屋川と祖父谷川との出合いになっている。
ここを雲ヶ畑岩屋川のほうへ左折。
急に傾斜がきつくなる。
しばらく上ると岩屋不動(志明院)の山門が現れる。
画像では見えにくいけど、右手の看板の近くから登山道が延びている。
二回生のときに薬師峠に挑戦しようとしたけど、その時は上り口が分からず志明院に参拝して帰った。
志明院は修験道の修行場らしく、たしかになんとなく「聖域」という雰囲気があった。
峠道はしばらくこんな感じ。
うっそうとした杉林のなか、ランドナーを押したり担いだりして進んでいく。
途中、増水で峠道が流されていたため沢を渡ったり、大きな岩に阻まれて二人でチャリンコリレーをしたりとちょっとした難所もあった。
沢沿いの道(「道」と呼べるほど立派なものではない)をのぼっていくと、ブナ科と思われる照葉樹林に出た。
このあたりはなだらかだ。
しかも、一帯に木漏れ日があふれていてなんともすがすがしい。
八丁平を連想した。
志明院の上り口から45分で峠に到着。
ぼくはまだまだ北山について熟知しているとは言えない。
とは言え、これまでいくつか見てきた北山の峠の印象から、この峠はその典型なんじゃないかな、と思った。
六地蔵もあるし、名前の由来となったであろう小さな薬師如来の石仏も、ちょこんと鎮座していた。
彼らはこの地で何十年何百年と、旅人たちを見守ってきたにちがいない。
また、ようやく峠に着いた旅人たちも、ホッと一息つきながら石仏たちにこれからの道中の安全を祈ったのだろう。
そんな往年のすがたを連想させてくれる、古態をよく残した峠だ。
森林浴という観点から見ても良い。
ぜひ多くの人に訪れてもらいたいところだけれど、担ぎが嫌いな人にはおススメできない…
下りはかなりの乗車率。
ただ、傾斜がきついので要注意。
下りきると大森のキャンプ場に出る。
↑大森側上り口。右手の橋の奥から出てきた。
次に我々は、北山三大シングルトラックの一つ、茶呑峠をめざすことに。
(茶呑峠編に続く…)
>おしょうさん
ぼくのときはきれいに晴れてくれて幸いでした。
野間峠からはあまり展望は無かったのですが、林道のあちこちからハチ北を眺めることができましたよ。