新・そうり官邸

そうりの日常や考えたことをダラダラとつづる。

観音さん。

2008年09月07日 00時23分44秒 | Weblog
青春18切符が余っているので、湖北の向源寺を訪れた。




見たところ何の変哲もないお寺だけど、この寺の見所は伽藍ではない。

ここの観音堂に安置されている、十一面観音像(国宝)が前から気になっていたのだ。



なんかこう、あやういバランスを保ちながら優美にたたずむ姿がいい。

正面からは分からないけど、横から見ると微妙に前かがみになっている。

仏像といえば直立しているイメージがあるけれど、そんなカタさがこの観音さんには無い。

高さはぼくの身長より高く、天衣や台座もふくめて一本の檜から彫られているらしい。

そういうことも合わせて、すごい仏像だ。

興福寺の阿修羅像、広隆寺の弥勒菩薩像の次に、人を惹きつける不思議な雰囲気がある。

いや~眼福眼福。





次に奈良の国立博物館で開催されている、西国三十三所展を見に行った。



あいかわらず奈良は鹿だらけだった。

生セント君も拝見したかったけど、あいにく不在だった。


卒論のテーマが四国遍路だったので、西国巡礼の実態がどんなのだったか興味があった。

けれど三十三所展のメインは仏像・仏画などの寺宝の公開だったので、巡礼関係の資料の展示は少なかったのがちょっと残念。

それでも、16世紀初頭の納め札や巡礼の地図が見れたのはよかった。


今年は西国巡礼の中興の祖である花山法皇の千年忌らしく、各札所で秘仏の公開が始まるらしい。

大学四年間で訪れた札所は13ヶ寺。

京都生活も残り少なくなってきたので、できるだけ多く巡っておきたい。





帰りは奈良線の鈍行。(行きは快速)

意外にも奈良線は単線だった。

行き違いのため7分停車なんて、もう少しで三セク化しそうなローカル線並じゃないか…



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残った18切符はあと一回分。

下呂温泉でまったりしつつ、円空仏でも巡ろうかね。










>Unknownさん

まあそう言わずに、これからもあたたかく見守ってくださいな。



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