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防犯意識

2006-02-28 02:44:00 | Weblog
防犯ボランティアが増えているそうな。

昨今重大事件が増えていることを受けての防犯意識の高まりなんでしょう。とくに子供に関する事件が増えていることが大きな影響となっているようです。

防犯ボランティアの中でも子供の保護者による団体が特に増えていることからよくわかります。保護者の方からすればそういったニュースが流れるたびに不安は高まっていくのでしょう。

こういった動きが悪いとは思いません。それぞれの団体の活動で犯罪が抑制されたり未遂で終わったりということもあるでしょう。

しかしこういった動きを見ていると警察は何をやっているんだろうなと思ったりしてしまいます。別にボランティアの人がどうというわけではなく、そういったみんかんの、しかも子供の親たちが中心になって動くのは警察に対する不安があるからじゃないかと感じます。

警察というのが基本的に受身の組織であることは理解しています。むしろそうでないとまともな生活を送るのにも支障が出そうなので困るのですが。

凶悪犯罪の増加は警察がしっかりしていないからだなどというつもりもありません。上記のように受身の組織で、その存在が犯罪の抑制にはなるけれど、事件がおきたわけでもないのに積極的に動くことができないのですから下手な動きはできないでしょうから。

しかし現実として防犯ボランティアが増えているわけです。それは事件の増加と市民のそれに対する不安の表れといえるでしょう。

今後ひょっとしたらボランティア団体の方が事件に巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。警察のように訓練をしっかりと積んだ人たちが集まっているわけでもないでしょうから、危険度は低くはないでしょう。

ボランティアの人たちがどこまでのことをやるかという点によってもかわってくると思いますが、そういったことも忘れてはなりません。もちろん警察なり何なりとボランティア団体の間に連携はあるのでしょうが、警察は今までとは異なったあり方が必要となってきているのかもしれないなと感じました。