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移日々之事物

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働きかけか?

2006-02-08 01:38:24 | Weblog
元国土庁長官の件です。

元長官の伊藤氏が耐震偽装問題の公表直前に国土交通省を訪れ、国にも責任があるというような発言をしたそうです。そしてこれはヒューザー社長の主張に沿った働きかけだそうです。

はたして働きかけといえるんでしょうかね。実際はもっといろいろな話があって、そのあたりも考慮すれば働きかけといえるのかもしれません。

ですが国にも責任があるといったという情報だけではそうは取れません。むしろ積極的にそうとろうとするのは国の責任逃れの向きすら感じてしまいます。

ヒューザーなどの数社に責任があるのは言うまでもありませんが、国の検査機関がもっとしっかりしてれば防ぐことができたかもしれないということを考えれば、国に責任がないということはできません。大小はあれど国にも責任があるのではないかと私は思っています。

そういった意味では伊藤氏の発言は正しいことを言っているだけのように思います。国の責任を認めることがすなわちヒューザーの擁護だというのは短絡に過ぎるのではないでしょうか。

先にも言ったように話し合われた内容がもっと具体的に明らかにされれば働きかけであったといえるかもしれませんが、この発言だけで働きかけだといって責め立てるのはどうでしょうか。それは国には責任がないといっているようなものですが、本当にそうなのでしょうか。

どうも政治家はたたくものだというような風潮があるような気がします。今回のこれがそうだとは言いませんが、揚げ足を取るようなことをして人を煽るようなことをするのはマスコミとしてよろしくないでしょう。もっと情報を吟味してはっきりとしたものを流して判断させてほしいものです。